魔物とうさぎ＊朔間零 ページ1
珍しく零先輩から呼び出しを食らって嫌々軽音室へ向かえば誰もいないじゃんか。
『無駄足じゃん...何が呼び出しだよー。プロデュースで忙しいのに』
本人がいないことを良いことにぶつぶつと文句を言っていると急に首もとを引かれる。
くいっと引かれ、映りこむは紅い瞳。
「くっくっく...相変わらず元気のよい嬢ちゃんじゃのう」
『いつからいたんですか零先輩。いたならさっさと出てきてくださいよ』
睨み付けてみれば零先輩から微笑みが消える。
「あまりそう強く出てはいかんぞい」
零先輩は私との距離をさらにつめると首筋を舐めあげた。
生温かく這うその感覚に背筋にぞくりとする何かを感じてしまう。
『ちょっ、零先輩...！？』
首筋に顔を埋められているせいで表情がわからない。ただわかることといえばガラリと空気が変わっただけ。
『ねぇ、...っ』
「そんなに赤くなって抵抗しても逆効果じゃよ。魔物に嬢ちゃんのようなうさぎが勝てるわけなかろう」
視線を合わせてニヤリと笑えば舌舐めずりしている先輩。
不覚にもその溢れ出る色気にどきりとした。
「くくく...こんなところに一人で来たのが運の尽きじゃよ。...俺に付き合え」
肩を押され強く押し倒された。
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まかろん(プロフ) - ( ^ω^ )さん» 了解しました！リクエストありがとうございます！ (2020年12月24日 13時) (
レス) id: b9f2187d68 (このIDを非表示/違反報告)
金丸 - とても面白かったです！リクエスト宜しいですか？凪砂君と混浴で．．． (2020年12月23日 22時) (レス) id: c37bcdc15b (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 櫻ノさん» もちろんです！リクエストありがとうございます！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: b9f2187d68 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 最近、弓弦沼と茨沼にハマってヤバいです……どうすれば良いでしょうかね。……ご馳走様でした← (2020年11月7日 22時) (レス) id: e266acb8ae (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - この小説めっちゃ好きです！リクエストなんですが、なるちゃんか神崎くんできますか！！ (2020年7月29日 16時) (レス) id: 104cac4a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2019年12月30日 13時
