たった一つのベッドで⓷ ページ16
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シャワーも問題なく済ませることができた。
明日の準備もした。
あとは寝るだけである。
たった一つのダブルベッドに3人で。
「こんなこと可笑しいってぇ…」
「どうしたA、こっちに来ないか」
「ほら、明日も早いですから」
なんでこの2人こんな楽しそうなんだろう。もう2人で寝ればいいじゃん。
そう言うと、また修羅場が始まりそうだったので何も言わなかった。
シャワーを浴びて、普段の軍服姿とはかけ離れたバスローブ姿の2人がベッドに腰を掛けていた。
熱い湯を浴びたせいか、火照っているようで少し艶っぽい様相を目にしてどぎまぎしてしまう。
なんだか、これからいけないことをしてしまうような気分だった。
「緊張…しているんですか？」
「ひゃぃ？！」
ベッドに腰を掛けていた筈の条野さんが、いつのまに私の背後で耳元に囁いてきた。
同時に、腰にするりと撫でるように回された腕がくすぐったくてもどかしい。
「やめろ、手を出さないと誓った筈だ」
私の腕を引いて条野さんを止めたのは鐵腸さんだった。
持っていかれた身体は、鐵腸さんの胸板に顔を埋める形で納まる。
回された逞しい両手によって、身体と身体が完全に密着する形となった。
「なんですかそれ、人のこと言えてませんが？」
「否、下心で動いたお前からAを守る為だ」
「はぁ？よく言いますね」
「もうわかりました！寝ましょう！ね？！ね？！」
新たな修羅場の予感を察知し、事が泡立てる前に私はまたその場凌ぎであり、自爆に近い提案を出した。
△▼△
右に鐵腸さん、左に条野さん。
俗に言う両手に花状態だ。
だけど私の心境は、助けてくれと乞うばかりである。
やはりダブルベッドに3人は無理があるのか、それとも故意なのか。
両隣にいる上司2人の距離がほぼゼロに等しいくらいである。横を向けば接吻できる距離だ。
身じろぎがほぼ全く取れない状況に緊張し、私は明日を無事迎えられるのかと言う心配ばかりをする。
そして事の発端である2人は無言だと思いきや、私を熱烈に見つめてくるばかりだ。
否、もしかしたら互いに監視し合っているのかもしれない。
若干殺気も感じるからだ。
「眠れないのか？」
「ひぇっ…？！あ、だっ 大丈夫…です…」
至近距離で囁かれた鐵腸さんのさりげない優しさは、私の心を揺さぶるのに充分すぎる刺激だった。
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ラザニア太郎(プロフ) - ましろさん» 文スト4期おめでとうございます〜！声優さんも楽しみですし、猟犬以外にもあのキャラこのキャラのあんなシーンが見られるとずっとドキドキします…^ ^ 鐡腸さんも条野さんも��子さんも隊長も全部全部楽しみです！ほんとに待ち遠しい…^ ^ (2022年5月20日 16時) (
レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - わかってくれますか笑！あと文スト4期おめでとう！ついに鐵腸さんが猟犬が来るねー笑 (2022年5月20日 1時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ラザニア太郎(プロフ) - ましろさん» 初めまして、コメントありがとうございます！確かにそうかもしれません笑 私としても天然なイメージが強いですね…^ ^でも正義という言葉に忠実であり、芯があって強いところが本当に魅力的だと思います！！ (2022年5月20日 0時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - なんか鐵腸さんって冨岡さんに似てる笑 天然なとことかめっちゃ強い所とか！ (2022年5月20日 0時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ラザニア太郎(プロフ) - ニゲラの蕾 兼 新芽さん» お久しぶりです^ ^喜んでいただけたようで何よりです！新しい大学生活で死ぬほど忙しくてネタすら思い浮かばず、そもそも小説のこともド忘れしていました…汗ですがGW中に少し暇ができたので書いてみました！相変わらず亀更新ですがご愛読していただければ幸いです^ ^ (2022年5月5日 17時) (レス) id: 24908c6af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラザニア太郎 | 作成日時：2021年11月14日 18時
