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Aside





おそらく、朝ご飯を食べ終えた彼等もじきに来ると思うけれど



カラ松さんの机の上って、確かめちゃくちゃ書類あったよーな……

なんて、考えながらスーツに着替え、アジトの中を歩いていた



通りすがりの部下達は、私を見ると1回お辞儀し去っていく



カラ松さんの部屋へ行く廊下を通っていると、見知った人物が声をかけてきた




?「Aさん…仕事ですか?」



『……げ』



?「げって何だよ……」



声をかけてきたのは、私と同じで幹部の側近である


『何のようです?…あつしさん……』



あ「いいや、声かけてみただけだよ」



あつしという男……

表の顔は、有名な会社の社長らしい



表でも、裏でも情報を手に入れるのが得意な彼はトド松さんの派閥……お互い友達だと聞いたが


私の知ったこっちゃない



『用がないなら、通らせて貰いますよ』



あ「いやいや、ちょっと気になることがあってさ」



無駄にイケメンな顔を歪ませ、こっちを見てくるあつしさんに


『だから、なんです?早く言ってもらえません?』



ちょいと苛立ちの声を発する


あ「……このファミリーに……


裏切り者がいるって言ったら信じるかい?」




ピクっとその言葉を聞き反応する

何故、その情報をこの男は知ってるんだ?




情報入手が得意な彼がその事を知っているならば、6人の幹部はとっくに知っていたのか…?



あくまで、ポーカーフェイスを保ちながら


『その事、幹部には?』と聞いた




あ「言ってないよ…でも


君は、信じるんだね……裏切り者の存在を」



それじゃあ、と軽く手を振り去っていくあつしに『それじゃあじゃねーよ!!』と脳内で叫んだ



……


でも、彼が最後に呟いたその言葉で……


私はもっと混乱した





あ「……数人…怪しい動きをしている幹部がいる……


トド松くんと…十四松さん…


そして……」




『カラ松……さん』



どれも、兄弟を裏切るとは思えないような人物ばかり……



私も早く、裏切り者を見つけたいけれど


そもそも、私がスパイだということを組織にバレたら、そこでお終いなのだ


私の命も……




あつしさんの言った3人のうちの誰かなのか…

それとも、あつしさんもスパイで嘘をついているのか……



考えれば考える程…



疑心暗鬼になっていく……




『……仕事しよ』






ので、私は考える事をやめた

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ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - なんで終わり?終わってないよね!?なんで?カムバッークッ! (2019年4月16日 18時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - トド松くんと夢主ちゃんに勝ってもらいたい!更新楽しみに待ってますのでもどってきてください!終わらないでください…(´;ω;`) (2017年9月21日 20時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜月 - りりり、林檎っちさん» 更新頑張ってください!といいたいとこですが、終わりになってます! (2017年4月6日 10時) (レス) id: 047865604b (このIDを非表示/違反報告)
松茸→シメジ⊂(-ω-`)⊃たそがれ中 - 続きがめっちゃ気になります!!!更新頑張ってください!!! (2016年12月6日 11時) (レス) id: b8b93751b3 (このIDを非表示/違反報告)
秋松 - ヤバイ!!続きめっちゃ気になります!これからも頑張ってください(`・ω・´) (2016年11月30日 23時) (レス) id: 44354a1aec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎っち | 作成日時:2016年5月29日 13時

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