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Aside
スパイの仕事を引き受けた私だったけど、生活はいつものまま……
可愛らしいエプロンを身につけている私は、長い二つの三つ編みを揺らしながら、特売と書かれた野菜や肉をかごに入れた
レジを済ませ自分の家ではない、ある家へと向かう
時刻は朝の9時
合鍵を取り出し、どこか懐かしい気持ちになる家へと入った
案の定、誰も起きていないらしく
私は彼等が起きてくるまでの間に、朝食を作り始めた
9時なのに、朝食!?と思うかも知れないけれど、ニートの彼等にとっては10時頃に食べるこれらの物が朝食なのだ
トントンと、規則正しい野菜を刻む音が静かな台所に響く
そんな中、誰かが2階から降りてくる音がして
チョロ松さんかなと、思ったけれど予想は外れた
お「…おはよ、A……
朝ご飯なに〜……」
まだ、眠いのか寝ぼけた様子のおそ松さんに
『そんな様子じゃ、敵が来たら1発ですよ…』
そう言った
思ったより、早く起きてしまったのでご飯が用意出来ていない
『珍しいですね、チョロ松さんがいつも1番なのに
おそ松さん、先に食べますか?』
そう聞くと、まだいいや〜と返されて、大人しくご飯作りを再開する
お「昨日はあいつら、仕事だったからさ〜寝かせてあげてんの……」
ニートの彼等が仕事?と思いました?
そうです。彼等は、ニートではなく人様に言えないような仕事をしているのです
私もですが
彼等はマフィア組織の幹部……
六つ子なんて珍しいのに、それが全員マフィアの幹部なんて有名にならない訳がない
松野ファミリーはボスと六人の幹部、そして多くの部下で構成された、大規模なマフィアファミリー
そして、私は……
『出来た……』
6人分の朝食を作り、家事をこなすお手伝いさんという表の顔に、マフィアの幹部の側近という裏の顔を持っている
平凡な女です
出来たご飯を、ちゃぶ台に並べていると
おそ松さんが話しかけてくる
お「……なぁA……
俺達六つ子の中に……
" 裏切り者 "がいると思うか……?」
『……え?』
一瞬、裏切り者という単語に反応しそうになったけど、なんとか誤魔化して……
『幹部の中に……
裏切り者が……いるという事ですか?』
それを尋ねる
何故、彼が知ってるのか……
裏切り者がいる事を……
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ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - なんで終わり?終わってないよね!?なんで?カムバッークッ! (2019年4月16日 18時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - トド松くんと夢主ちゃんに勝ってもらいたい!更新楽しみに待ってますのでもどってきてください!終わらないでください…(´;ω;`) (2017年9月21日 20時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜月 - りりり、林檎っちさん» 更新頑張ってください!といいたいとこですが、終わりになってます! (2017年4月6日 10時) (レス) id: 047865604b (このIDを非表示/違反報告)
松茸→シメジ⊂(-ω-`)⊃たそがれ中 - 続きがめっちゃ気になります!!!更新頑張ってください!!! (2016年12月6日 11時) (レス) id: b8b93751b3 (このIDを非表示/違反報告)
秋松 - ヤバイ!!続きめっちゃ気になります!これからも頑張ってください(`・ω・´) (2016年11月30日 23時) (レス) id: 44354a1aec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎っち | 作成日時:2016年5月29日 13時