天然ドジなマネージャーを振り向かせたい赤司君【赤司征十郎】

洛山７ ページ8

貴「征十郎！早いねっ！」




僕が教室に戻るとAが嬉しそうにこちらへ向かってきた。




ご飯はどうやら一人で食べていたらしい。




赤「あぁ、食事が早く済んだからね。」


貴「そっかぁ！…何、話してたの？」


赤「…好きな人を聞かれてね」


貴「えっ…征十郎って好きな人いたの？！」




Aは全然気づいてなかったのか…




赤「そうだよ笑…そういうAは？」


貴「えっ、私？！私は…いないんじゃないかな……？」


赤「まぁ天然なAは好きな人ができても自分で気づいてなさそうだしね…」


貴「えっ、なんかひどー！」




そうか、Aには好きな人がいないのか。




僕にも勝ち目がある。よかった。




貴方side




征十郎に好きな人がいるか聞かれたけど




恋をしたことない私は当然困った訳で…




とりあえずいないと答えておいた




征十郎が行った通り、私には好きな人がいても、自分じゃ気付けないのかな？




それより！征十郎の好きな人って誰なんだろ！




美山さんと話してたってことは…




美山さんならわかるかもしれない！




っと、噂をすれば(？)美山さんだ！




貴「美っ…」




あれ…




松下さんと村田さんと何か話してる…




邪魔するのはちょっと悪いよね…




話終わってから聞こ！




…………




美「私さぁ、赤司君の好きな人分かっちゃったんだよね！」




あれ、これって盗み聞き…？




いいやっ！征十郎の好きな人の話してるんだし聞いちゃえっ！




……………




村「え、もう？誰々？」




美「それがさ…私だったの！」




……え？




そう、なの？征十郎？




松「まじでー？良かったじゃん！」




え、全然良くないし




てゆーかなんで私こんなにショック受けてんの…？




おかしいって…




でも、もし本当に征十郎の好きな人が美山さんだったら




二人は両思いだし




…私はただ邪魔な存在なのかな？




……意味わかんないよ、

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