天然ドジなマネージャーを振り向かせたい赤司君【赤司征十郎】

洛山１０ ページ11

貴方side



連れてこられたのは体育倉庫の前。




私ってよく美山さんたちに呼ばれるなぁ…




まぁ、友達みたいですごい嬉しいんだけど//




貴「ど、どうしたのっ？」


美「あんたさぁ、邪魔なの」




え…




松「何？w赤司君の彼女でもないのに赤司君の周りつきまとってさぁww」


村「赤司君いないから言うけど、あんたキモいよw」




っ……




美「って事で、ばいばーい！」




ﾄﾞﾝｯ


ｶﾞﾁｬｯ




貴「ちょっと…出してっ？！」


美「あはっ」




美山さんたちの声が遠くなっていく




閉じ込められた、体育倉庫の中に




暗い、怖い、




携帯は体育館に置きっぱなしにしちゃった…




怖いよ…




征十郎……




貴「だし、て…よぉ」


？「…誰？」




人だ…！




貴「あのっ…閉じ込められちゃって！出してください！お願いします！」


？「えぇっ？！それは大変！とりあえず鍵持ってくるから待ってて？！」




優しい人だ…よかった……




それにしても…なんか聞いたことある声？




ｶﾞﾁｬｯ




？「ほら！大丈…って、赤咲？！」


貴「葉山先輩？！」




助けてくれたのは葉山先輩でした。




貴「せっ…先輩〜〜〜……(T_T)」


葉「お、おうっ？！そんなに怖かったのか？」


貴「は、はいぃ…///」




話を聞くと、葉山先輩は体育倉庫にバスケットボールを取りに来たけど鍵を忘れたのに気づいて戻るときに私の声が聞こえたらしいです。




貴「本当にありがとうございます…！」


葉「気にすんな！これくらい、先輩として当然だかんな！」




葉山先輩、優しい…！！




葉「んじゃ、戻ろうぜ！」


貴「はい！」


葉「それにしても…なんで閉じ込められてたんだ？」


貴「あ…いや、遊び半分！ですよ！気にしないでください！」


葉「…？お、おう」




ふぅ…さすがに葉山先輩に迷惑かけられないしな…




でも…せっかく友達できたと思ったけど




悲しいな…




赤「A！遅かったから心配したよ…」


貴「せ、征十郎！大丈夫だよっ！」


赤「…本当か？」


貴「っ…本当本当！私マネージャーの体験してくるよ！」


赤「あ、あぁ…ならいいが」




うまく騙せたかなぁ…




征十郎には絶対に知られたくないから




うまく騙せてたらいいな…

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赤司君の鋏

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