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23 光と闇の裏 ページ23

『泣き疲れたのか?眠っているのは良いが、』

天淵が抱き付いたまま離れない事が今の問題だ。

『武将としての光の彼等と。その者達の人間としての闇が我ら、か』

【なら私は、誰の闇だ?】

妖夢「A様、貴女の光は私です」

『・・・・・お前は、誰だ』

妖夢がAの前にひざまづく。そして笑った。

妖夢「私は。A様の側から近く、遠く、見ておられました。妖神としての降臨、おめでとうございます」

『なるほど、光で私の闇か。それなら・・・』

彼女に近付いてもらい、妖夢という私の光を手で包む。
頬に温かく柔らかい感触、生きているという証が伝わる。

『・・・・・ふむ、そなたは私の側にいるべきではない。
彼等が各国で切り裂きによる惨い死体が見つかり、それらの元凶を血眼で探している。

貴女でしょう?私が、虐げられぬように隷属にならぬように。後ろから手を回していたのを』

妖夢「気付い、ていたのですか・・・!全てはA様の為に、・・・ぅ、っ」

扇が、全ての面が。Aの周りに全て現れて。

目の前にいる彼女に刺さる敵意を向けた。

24 光と闇の袂を分かつ→←22 面だけではわからない



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作成日時:2014年12月3日 19時

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