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両想い*17 ページ18











『もうちょっとでできるから』



「分かりました!」










リビングで台所に立っているAさんを見る。
料理に夢中になっていて、ガン見しても気付かないから少し面白い。


そう、Aさんは今日の夕食を作ってくれているのだ。










『ってか、今更だけど苦手な食べ物とかあった?』



「いや!Aさんが作ったものなら何でも食べるんで!ないッス!」



『あっそ。笑』









手際いいな、Aさん。
お弁当も毎日自分で作ってるって言ってたし、料理上手なんだ。
材料準備するのも野菜切るのも、めっちゃ速かった。


俺は料理中のAさんをぼーっと頬杖をつきながら眺める。


つーか、もし結婚とかしたらこんな感じなのかな。
そんなことをぼんやり考えていた。










『千冬、そーゆー事サラッと言うのやめろ』



「へ、」



『普通にこっちも恥ずいから』









すると、出来上がった料理を持ったAさんが言った。
慌てて口を抑える。









「口に出てました…?」



『うん』



「マジですか、はっず…」



『それこっちのセリフ』









確かにAさんの顔はほんのりと赤かった。


俺が告白連敗してる時なら、こんなの何ともなかったはず。
Aさん、ちゃんと俺のこと意識してくれてんだ…










『何ニヤけてんの、早く食べよ』



「うまそう…。いただきます!」



『ん』










思ったことが口に出てたのは恥ずいけど、
こうやってAさんの照れた顔が見れんなら、
悪くねェなとか思った。


やっぱり、Aさんの手料理はめちゃくちゃうまかった。



















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設定タグ:松野千冬 , 東京リベンジャーズ , 東京卍リベンジャーズ   
作品ジャンル:恋愛
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ミルメーク味雪見だいふく - す、好き!めっちゃニヤニヤしちゃいました!(^ω^) (2022年4月12日 21時) (レス) @page23 id: c9a330a0be (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - しらたまさんさん» コメントありがとうございます!こちらも書いていてすごく楽しい作品でした!他のも頑張ります! (2022年3月19日 11時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
しらたまさん - めちゃくちゃキュンキュンする小説だったぁ、、、最後とかもう、、あんまりよく読めなかったから内容が入ってこなかった(←キスとかでもめっちゃくちゃ照れる人)千冬くん可愛かったです!他の小説も頑張ってください! (2022年3月19日 2時) (レス) @page24 id: f9785f1ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - とちこさん» コメントありがとうございます!終わり方下手くそで申し訳ない…(笑)年下って感じですよね千冬はもう!ここまで読んでくださってありがとうございました! (2022年2月28日 17時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
とちこ(プロフ) - 完結おめでとうございます😭💕もう終始キュンキュンしっぱなしで大好きでした🥰やっぱり年下千冬いいですね! (2022年2月28日 17時) (レス) @page24 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/  
作成日時:2022年1月22日 20時

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