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両想い*20 ページ21











「流石に暗すぎません?何も見えねぇ…」



『そこらじゅうの電気消したし当たり前じゃん。恥ずかしい』



「あ、目慣れてきたかも」



『うっそ』










あれから、シャツの下に構わず手を突っ込んできた千冬を押し切り、電気を消すように頼んだ。
暗くなって安心したのも束の間、順応が早すぎる。


…とか言ってたら私も慣れてきた。










「ちょ、Aさん見すぎ」



『え、だって、千冬…え、そんな筋肉…え、』



「舐めないでくださいよ、喧嘩はそこそこ強い方なんで」










目に入ってきたのは千冬の上半身。
いや、めっちゃ綺麗に筋肉ついてんな…
ついガン見してしまった。


…これは言い訳かな。










「…Aさん、無理してないッスか?怖い?」



『してない、千冬だから大丈夫…』



「辛かったら言ってください。俺も分からない事だらけなんで」



『うん…』









ギシ…とベッドが軋む音がした。
行き場を失っていた手は千冬の手で優しく覆われる。










本当は少しだけ怖い。
その不安だとかを拭うように、どうでもいいことが頭を行き来する。










けど、目の前の千冬を見てそっと口をつぐんだ。
全部千冬に任せれば大丈夫だから。



















「Aさん、辛くないですか…?」






「可愛い…」






「っ…ぁ…Aさ…」

















「好き…んっ…」



















千冬もこんな表情するんだ、とか


そんな風に私の名前を呼ぶんだ、とか








こんな千冬私しか知らないんだ、とか。















全部が愛おしく思えた。



そんな日だった。

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設定タグ:松野千冬 , 東京リベンジャーズ , 東京卍リベンジャーズ   
作品ジャンル:恋愛
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ミルメーク味雪見だいふく - す、好き!めっちゃニヤニヤしちゃいました!(^ω^) (2022年4月12日 21時) (レス) @page23 id: c9a330a0be (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - しらたまさんさん» コメントありがとうございます!こちらも書いていてすごく楽しい作品でした!他のも頑張ります! (2022年3月19日 11時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
しらたまさん - めちゃくちゃキュンキュンする小説だったぁ、、、最後とかもう、、あんまりよく読めなかったから内容が入ってこなかった(←キスとかでもめっちゃくちゃ照れる人)千冬くん可愛かったです!他の小説も頑張ってください! (2022年3月19日 2時) (レス) @page24 id: f9785f1ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - とちこさん» コメントありがとうございます!終わり方下手くそで申し訳ない…(笑)年下って感じですよね千冬はもう!ここまで読んでくださってありがとうございました! (2022年2月28日 17時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
とちこ(プロフ) - 完結おめでとうございます😭💕もう終始キュンキュンしっぱなしで大好きでした🥰やっぱり年下千冬いいですね! (2022年2月28日 17時) (レス) @page24 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/  
作成日時:2022年1月22日 20時

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