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15 向き合う覚悟。 ページ15

side.O


冷え症は血の巡りが悪い。


血液がうっ滞して手のひらが赤っぽくなったり、顔に毛細血管が浮き出たり、爪が白っぽくなったりする。

また体内も冷えやすく、深部温度が普通の人に比べて2〜3℃低い。

そして自律神経のバランスが乱れることが多い。

過緊張ぎみでも、停滞ぎみでもバランスを崩す。


他にも沢山の症状が現れるが、翔くんや俺たちにとって大きなものは、ストレスだ。


ストレスがたまると体がさらに冷える。


自分の限度を超えた不安や緊張、あるいは激しい労働などによる過度のストレスは様々な健康障害を引き起こし自律神経のバランスを乱し、血流障害の原因になる。

血の巡りが悪くなると、細胞に新鮮な酸素や栄養素が充分に運搬されず、代謝が低下し、冷えに繋がる。



俺がこのことを知ったのはいつのことだっただろう。

まだ翔くんの頃を深く知らない時だった。



『冷え症は人によって様々ですが、あまり舐めてもらっては困ります』


あの時の医者の言葉は今も耳にこびり付いて離れない。


翔くんの主治医だからこそ強かった。

多分、全て見抜いていたんだと思う。


その上で、翔くんと向き合う、付き合う覚悟があるのかと、先生は俺に詰め寄った。


今も尚、翔くんの主治医である加藤先生はその頃からずっーと翔くんを知っている。


『覚悟はしてます。いいえ、覚悟なんかじゃありません。俺は翔くんのそばに居ます。何があってももう、今日のような思いはさせません』


思えば、加藤先生のお陰で俺の心が決まったといっても過言ではないだろう。


その時、薄暗い病院の廊下で俺は初めて加藤先生が笑った顔を見た。





「どうかした?大野さん」


どうやら昼間に翔くんを寝かせて、俺も一緒に寝てしまっていたらしい。

松潤に優しく顔を覗きこまれ慌てて飛び起きた。


「いや、悪ぃな寝ちまった」


「それは全然いいんだけど、翔さんどうかした?」


さすが翔くんのこと、よく見てんなぁ。


ソファーを見ればまださっきと変わらない可愛い寝顔を見せていた。


「ちょっと不安がってさ。ニノ、明後日だろ?」


「そっか、、和に電話してみようか?」


一度は落ち込んだ松潤も翔くんのためにと、キッチンに走りながらスマホを取り出している。


同時に俺のスマホも震える。


“大野さん。次の展覧会に出展する作品を追加で作って頂きたいのですが、、すいません。連絡が遅くなってしまって”


どうしてこうも上手くいかないのだろうか。

16 兄貴の強がり。→←14 不安の種には。



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未翔(プロフ) - 蒼星さん» 読んで頂きありがとうございます。そう言って頂けると有難いです。出来るだけ更新したいと思いますので、これからもよろしくお願いします。 (5月26日 12時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
蒼星(プロフ) - 初めまして。毎回更新を楽しみに拝読しております。わざわざ更新出来ない旨のご連絡ありがとうございます。読者は作者様から与えて頂くもので楽しませてもらっていますので多少の待ち時間は気にならないです。お気になさらずこれからも楽しみに待っています。 (5月26日 11時) (レス) id: c0123debb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未翔 | 作成日時:2019年5月19日 21時

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