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1 この家の朝は。 ページ1

side.M


俺の朝はこの家で恐らく一番、早い。


それは料理担当っていうのが理由の一つ。


現に今もこうしてキッチンに立って五人分の朝ご飯を作っている。


昔から料理をするのは好きだったし、今は何よりこの生活が出来ていることが俺の中では大きい。


あの頃はこの家で、あの人達と一緒に暮らすことだけを考えていたと言っても過言ではないから。




「まつじゅーん。もう、朝ご飯出来てる?」


二階から聞こえてくる雅紀の声に止まっていた手を動かす。


「もうすぐ出来るから、和のヤツ起きてるか見て来て」


階段の上からりょーかい、という声が帰ってくる。


俺が起こしに行かなくても雅紀が起きているというのは朝練がある時に限る。


ざっと五人分の朝ご飯をテーブルに並べて、少し残っているご飯で3つ程おにぎりを握る。

冷凍庫にストックしてあるスポーツドリンクを取り出して、袋に入れる。



それと同時に雅紀が降りてきた。


「ニノのヤツまだ寝るってさ。昨日、夜までゲームしてたんだと思うからギリギリまで寝かせてやって」


「またゲームか…」


和のゲーム好きには慣れてるけど、雅紀の優しさには毎回驚かされる。


「まぁニノのことだし、時間までには起きるはずだし。ねぇーそれより翔ちゃんは?」


「あぁ、そっちも大丈夫だと思う」


それも、この家では当たり前の日常の一欠片だ。


翔さんが自室に居ないとしたら考えられる場所は大野さんの部屋しかない。


「なるほどね、いいなぁ〜大ちゃん」


俺が大丈夫だと思う、と言っただけで雅紀には通じたみたいで、大野さんの部屋を見てニヤニヤと笑っている。


俺は降りてくる見込みがない三人の朝ご飯にラップを掛けた。




「雅紀、今日朝練だろ?」


割と呑気に朝ご飯を食っている雅紀にそう聞けば、ヤバっ、と慌ててお茶を流し込む。


急いで二階に駆け上がるのを見て、雅紀らしいなと思う。


あの頃は想像もしてなかったな。


まさか相葉先輩を“雅紀”と呼ぶ日が来るなんて、本当に人生ってのは分からないものだ。


「これ、作ったから持ってって食べなよ」


一度、部屋に戻って準備をして再び降りてきた雅紀にさっき用意した袋を渡す。


チラッと中を確認して、その袋を鞄に入れてリビングを出る。


「ありがと、松潤。じゃあ行ってきまーす」


大きな鞄を肩から掛けてこの家を一番に出たのは雅紀だった。

2 俺たちの関係。→



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未翔(プロフ) - 蒼星さん» 読んで頂きありがとうございます。そう言って頂けると有難いです。出来るだけ更新したいと思いますので、これからもよろしくお願いします。 (5月26日 12時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
蒼星(プロフ) - 初めまして。毎回更新を楽しみに拝読しております。わざわざ更新出来ない旨のご連絡ありがとうございます。読者は作者様から与えて頂くもので楽しませてもらっていますので多少の待ち時間は気にならないです。お気になさらずこれからも楽しみに待っています。 (5月26日 11時) (レス) id: c0123debb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未翔 | 作成日時:2019年5月19日 21時

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