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俺とニノの関係を直接本人にバラされてから1時間後、スタジオのいわゆる控え室に俺と先生は居た。
撮影が再開してセットに戻って行く後ろ姿を見送り、俺と先生はスタッフの方の計らいで控え室に通されていた。
先生は控え室でも
変わらず俺とニノの話ばかり。
出会いのきっかけや付き合うに至った経緯など、軽くマスコミに囲まれているような気分だ。
無論マスコミに囲まれた事は1度もない。
「言ってくれればいいのに、俺と翔くんの仲だろ？しかし、まさか翔くんがなぁ」
テーブルの真ん中に置いてある弁当に手を伸ばしながらニヤニヤした目で俺を見る。
「食べて良いんですか？それ」
「お好きにどうぞって言われたから大丈夫だろ。翔くんも何か食べる？」
「いえ、結構です」
「あ、そう。じゃあ俺は遠慮なく」
そう言って迷うことなく一番高い焼肉弁当を選ぶ辺り、さすがは先生だ。
俺は適当に珈琲を入れて、
モニターに映るスタジオの様子を見る。
それから数テイク重ねた後、「本日の撮影は以上になります！」というスタッフの声と共に控え室の外が騒がしくなった。
「終わったみたいですね」
「だねぇ。あ、ニノも帰って来るだろうし、ここじゃ何だから食事にでも行こうよ」
「へ？あ、まぁ。大丈夫ですけど」
これ以上含みのある目をしている先生の相手をするのは過酷すぎる。
早く帰って来ないかと扉を見詰めていると不意に扉が開いた。
「しょーちゃーん」
「うぉっ、ちょどうしたの？」
入って来るなり俺に抱きつくものだから驚きながらも優しく背中を撫でた。
それから暫く彼は俺に抱きついたまま。
幸いな事にスタッフさんは1人も居ないけれど、この部屋にはもれなく先生が居る。
「よしっ充電完了！」
そう言って何事も無かったかのように俺から離れると、先生にいつもの営業スマイルを向けた。
「大野さん、良かったらご飯でもどうですか？俺と翔ちゃんと潤くんと」
「え？松本潤も行くの？」
「えぇ？松潤も？」
ニノはここで俺と先生の声が驚くほど揃う事を予測していたのか、扉を開けて誰かを手招きで呼んだ。
すらっとしたら体のライン。
それを見上げた先には、あの濃い顔。
本物の松本潤だ。
「初めまして、松本です。
翔さんのことはさっき和から聞きました。」
「ね！潤くんも大丈夫みたいだし、どう？」
何処から来たノリなのかはよく分からないが、ニノの中では問題ないらしい。
今日は本当に想定外の事ばかり起こる。
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未翔(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます！待って頂けていたというだけで嬉しいです。 (2021年4月17日 9時) (
レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます。 待ってました！ これからも頑張ってください！ (2021年4月16日 18時) (レス) id: f96e31a6df (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - コメント返しありがとうございます！ 全然ゆっくりで大丈夫です。 その分読み返したりしてます！ 日々の疲れを忘れることが出来感謝です。応援してます！ (2021年3月28日 22時) (レス) id: 3292546019 (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - 夜月さん» コメントありがとうございます！更新のペースはゆっくりになるかもしれませんがこれからも続けていく予定ですので、これからも宜しくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しく見てました！少しづつでいいのでこれからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2021年3月28日 15時) (レス) id: 3292546019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未翔
| 作成日時：2020年8月2日 12時
