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八「は、はい!!」

『はい!!じゃないわ!何勝手に入ってるのって聞いてるの!!それにアンタ………よく見たらあの時の小娘じゃない』

八「あ、あと時はその…すみません…でした…シュン」

その時、小娘が落ち込んでいるのが過去の何か(・・・・・)に重なってついつい心を許してしまった…

『……別にいいわ…もう終わった事だし……許してあげる』

八「ほ、本当に!?パァァァア」

『……よ…』

八「え?」

『Aよ…知ってると思うけど……まぁ別に呼んで欲しくて名前を言ったわけじゃないけど…』

八「!!じゃあ……A姉さん!ギュゥ」

『!!A…姉さん…?』

八「うん!A姉さん!……駄目…だった?」

『!……別に…いいわよ』

八「やったぁ!!」

はぁぁぁぁ……アタシとした事が………なんで人間の小娘に心を許しちゃったのかしら……それより…過去の何かって……………………………何?

八「A姉さん!聞いてる?」

『え、あ、どうしたの?』

八「はぁ……もう……だーかーらー!花子くんが最近…そ、その…チュー……してきたの…!!!」

『え……それって……アンタの事好きなんじゃない?』

八「え!?」

だってあの自由人の事だもの……はぁ寧々が心配だわ……


キーンコーンカーンコーン


大きなチャイムが学園内に響く。

『ほらそろそろ授業が始まるわ…ほら行った行った!』

八「はぁーい!あ、A姉さん!これ!」

『?これは……お菓子…?』

八「そう!A姉さんにあげる!中身は楽しみにね!」


そう言って音楽室を急いで出ていく寧々。
久しぶね……こんな物を貰うなんて……最後に貰ったのはいつだったかしら…

そう心の中で呟いて寧々から貰ったお菓子を丁寧に棚の上に置き、動物霊の元へ行く為に奥の扉を通る。

『ごめんね…もう戻ってきたわ』

動物達はアタシに頬を擦り寄せて来る。

はぁぁぁぁぁぁあ!なんて可愛いの!?!?

『さぁさぁ…そろそろアンタ達のご飯にしましょうか』

・→←第三の怪・告白の木



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朱音@別垢 - @ミクさんありがとうございます!もう私すっごい嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2020年6月22日 20時) (レス) id: 8f1de045bc (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - がんばってください、応援しています (2020年6月22日 6時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃや@第五好き | 作成日時:2020年5月17日 18時

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