6話 ページ6
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「ま、ふ」
「確かに思い出せないし、Aの事は今となって全く知らないけど、俺がAの事をいつかは大事だと思ってた事も、Aが俺を好きなのも、分かったから、泣かないで」
Aの瞳から、ポロポロと、涙が滴る。
やがてAの安心は声となり、子供が泣く時に絞り出すような声で、泣いた。
Aに答えられるか分からない。
Aがどのくらい俺を好きなのか、まだ測りきれてない気もする。
俺に関しては、初対面のような気もするし、懐かしい気もする。
唐突に告白してくるような女性が、もしかしたら大事になるのかもしれない。
何しろ、「好きな人」が自分をまた好きになってくれるかもという安心を、消したいとは思えなかったのだから。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年4月6日 22時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
。 - あいろさん» ありがとうございます。 (2019年9月29日 22時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
。 - コッペパンさん» ありがとうございます。 (2019年9月29日 22時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
。 - しろむさん» ありがとうございます。 (2019年9月29日 22時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - 完結おめでとうございます!!! いままで読んだ小説の中で一番好きです!!!お疲れ様です!!! (2019年9月29日 22時) (レス) id: 254be5ba53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めあ | 作成日時：2019年9月19日 19時
