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…………
貴「ん"…」
ゆるゆると瞼を開ける
眠れた気もするけどやっぱり苦しくて起きた
重い身体を起こしてリビングへ行く
虹「おはよう。眠れたか?」
貴「はよ…うーん、まあ眠れたかな…?起きた原因は苦しかったからだけど」
虹「あー、やっぱり苦しいのか。でも1時間くらい経ってるぞ」
貴「ほんと?じゃあ結構寝られたな」
私はシュウの隣に腰を下ろす
シュウは徐ろに手を伸ばして腹を撫でた
虹「…動いてる」
貴「すっげー元気だよ。私が困るくらい元気」
虹「じゃあきっと産まれたら体力勝負だな」
貴「私そんなに体力ないから困る〜」
虹「元バスケ部のくせに」
貴「それはお前もだろ?それに私より長いじゃねぇか」
虹「ま、まあな」
貴「…そろそろ名前考えないと」
虹「名前かぁ…悩むよなぁ…」
貴「めちゃくちゃ悩むけど決めておかないと大変だよな…出産してからじゃ遅いだろ」
虹「遅いな」
貴「うあ〜〜…なあ、お前は何が良い〜?」
虹「…まさか息子も自分の名前を親に相談されるとは思わなかったろうよ」
貴「本人が気に入ったやつの方が良いと思って……」
虹「話せねぇだろ…」
貴「いや分かってるんだけどさ」
虹「でも話しかけるって良いらしいよな」
貴「そうなんだよ。最近よく話しかけてる」
虹「俺は会社にいる間お前が心配で集中出来てない」
貴「集中して仕事しろよ…」
虹「だって体調が急変したら大変だろ?それにこの間みたいに貧血とかで倒れても大変だし」
貴「あー…あれは青峰がいなかったらヤバかった」
虹「だろ?」
貴「そろそろ臨月だし気をつけないとな」
虹「お前と子供が無事なら俺はそれだけで安心する」
貴「………私、本当にシュウと結婚して良かったと思う」
虹「…そう言ってくれるなら光栄だ。ただお互い忙しくて結婚式挙げられなかったのがな…お前にウエディングドレス着せてやれなかった」
貴「私は別にこだわりないから良いけど。結婚式って費用かかるじゃん」
虹「俺がお前のドレス姿見たかっただけ」
貴「……私は…白衣の方が落ち着くから、いい」
虹「…顔どころか耳と首まで真っ赤だぞ……」
貴「だっ、て、シュウが…」
虹「本心を言っただけなんだけど」
貴「そ、そういうとこだぞお前」
虹「今のは狙った」
貴「おい」
虹「でも本心なのは本当」
………シュウには一生敵わない気がする
ーー
話数がいっぱいになったので続編に移行します!
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碧夜叉 - shinox2さん» やっとくっつかせることが出来ました!ここまで長かったです…!一番の功労者は灰崎ですね(笑) (2018年1月14日 23時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - やっとくっつきましたか〜。灰崎いい仕事した!! (2018年1月14日 15時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年1月8日 21時