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それから私は具合悪くならずに家に帰れた

帰宅した私の手に握られていたのはドラッグストアのビニール袋で、中身は……


虹「……え、と…これって」

貴「……………妊娠検査薬」

虹「お、お前、妊娠したのか…?」

貴「…わかんねぇから買ってきたんだろ」

虹「あ、そ、そうだな…」

貴「最近……体温が毎日高くて…あと吐き気すごいし…風邪かと思ってたんだけど、よく考えたら生理来てないし…」

虹「…なあ、もしこれで陽性って出たら妊娠してるってこと……だよな」

貴「その可能性は高い」

虹「子どもは…俺とお前の子どもだろ?」

貴「他に誰がいるんだよ…」

虹「……なんか、それってさ…めちゃくちゃ嬉しいよな」

貴「…ん、え?」

虹「だって俺たちの子どもだろ?もし…妊娠してたら、俺は嬉しい」


幸せそうに頬を緩めて、そう言ってくれるシュウが堪らなく愛おしく思えた

……うれしい

私だって、嬉しい

だってシュウとの子どもだぞ?

中学の時、多少…多少で片付けられるかは置いといて、妄想とか、したわけだ

もしシュウと付き合えたらそのまま結婚して、子ども…産まれるかな、とか

当時は全部遠い未来の話だと思ってたから、あー恥ずかしいやめとこ〜ってなってたけど…

今は、現実に、直面しているわけで

でもやっぱり、恥ずかしいし、嬉しい


貴「……わ、私だって、嬉しいんだよ」

虹「ん、知ってる。顔に書いてある」

貴「…は、はずかしい……とりあえず、やってみるね…」

虹「ああ」


私はとりあえず買ってきた妊娠検査薬を持ってトイレに入る

それを使用して、少し待ってみた

そして出た、反応

それは陽性を示す反応だった


貴「シュウ‼」

虹「陽性か⁈」

貴「よ、陽性だ!」

虹「やったな‼」

貴「で、でもまだ安心できないから、とりあえず…ええと、明日休みだから産婦人科行ってくる…!」

虹「お、俺も行く」

貴「お前は仕事だろ」

虹「行きたい」

貴「仕事!行け!」

虹「……んん…じゃあ結果分かったらすぐ報告しろ」

貴「…うん、分かった」


でも1人で行くのは心許ない

…という事で、唯一身内と呼べるナッシュに付き添いをしてもらう事になった

何処に行くか伝えたらめちゃくちゃ動揺してた

あのナッシュ・ゴールド・Jr.がだ

で、そのナッシュに付き添いを頼んだ

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碧夜叉 - shinox2さん» やっとくっつかせることが出来ました!ここまで長かったです…!一番の功労者は灰崎ですね(笑) (2018年1月14日 23時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - やっとくっつきましたか〜。灰崎いい仕事した!! (2018年1月14日 15時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年1月8日 21時

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