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飯を食い終わった私は家に帰り、キッチンに立つ
シュウがもう少しで帰ってくるから飯作っておかないとな
…久しぶりに料理した気がする
最近…ていうか、医者になってから難しくて家事に時間割いてられなくて…
帰ってきたら風呂入って寝るみたいな生活だったし
分担しようって話だったのに私ほとんど任せっきりだ
ダメだよなぁ、しっかりやらないと
シュウは優しいから全部やってくれる
その優しさに甘えてちゃダメなんだよな
……よし、出来た
シュウ、早く帰ってこないかな
ずっと病院だったからシュウに……もっと、…甘えたいっていうか
さっき優しさに甘えてちゃダメとか思ってたけどそれとはまた違うし…
あ〜〜……ストレスも溜まってるから余計に甘えたい
その時、ガチャリとドアが開いた
虹「ただいまー」
貴「おかえり」
虹「ちゃんと起きたんだな」
貴「起きた。夕方だったけど」
虹「疲れてたんだな、やっぱり」
貴「ねー。あ、飯出来てるけど風呂とどっち先にする？」
虹「お前っていう選択肢は？」
貴「灰色コマンド」
虹「選択出来ねぇのかよ」
貴「残念ですが現在選択する事は出来ません」
虹「じゃあ飯」
貴「用意するから着替えて座って」
さっき出来たばかりのご飯をテーブルの上に並べる
私はさっきファミレスで食ったからいらないや
シュウはそれをすぐに食い終わった
そんなに腹減ってたのかな
………恋人に自分の料理食ってもらえるの…なんか、幸せだな
私は隣でテレビを見ているシュウの横顔を眺める
…かっこいい
虹「…なに？」
貴「あ、いや…」
虹「A」
貴「ぅ、む」
ちゅ、とお互いの唇が重なる
何度も角度を変えて、啄むようにキスをされる
貴「んん…ん、」
虹「…は、かわいい」
貴「……急には、心臓に悪い…」
虹「悪かったよ」
貴「…ねえ」
虹「ん？」
貴「あ……甘えても…いいか…」
虹「…ああ、もちろんだ」
…と、言ったものの、甘えるってどうやるんだ……？
私はシュウに抱きつき、丁度心臓の部分に耳を当てる
虹「…おい」
貴「なに」
虹「あんまり…心臓の音、聞くな」
貴「なんで？」
虹「………速く動いてるの、知られたら恥ずかしい…」
貴「へ、え？」
虹「お、お前といたら、ドキドキして速く動くから」
貴「……シュウ…かわいい…」
虹「…何が可愛いだ……180超えの男にそれはないわ…」
貴「いいや可愛い。でもほら、私もドキドキしてる」
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碧夜叉 - shinox2さん» やっとくっつかせることが出来ました！ここまで長かったです…！一番の功労者は灰崎ですね（笑） (2018年1月14日 23時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - やっとくっつきましたか〜。灰崎いい仕事した！！ (2018年1月14日 15時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年1月8日 21時
