検索窓
今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:81,123 hit

123 ページ23

なんだか無性に腹の立つジジイに挨拶を終え、医局に戻り仕事を片付ける

今日の分は終わった‼と思って時計を見る

………少し定時過ぎてるけど…いつもよりはかなり早い!

よし…私の勝ちだ……!


灰「…は?あの量の仕事もう片したわけ?」

貴「やっぱりやる気が出ると違うな!」

灰「………いつもそのやる気出せよマジで…」

貴「シュウが絡めばな!じゃあお先〜」


私はさっさと車に乗ってスーパーへ向かった

シュウが食欲なくても食えるようにゼリーとか、あとスポドリとか

それも手短に済ませて、家に帰る

部屋に入りただいまーと声をかけても応答はない

寝てたかな

トントンと扉をノックして中へ入る


貴「…なんだ、起きてるじゃん」

虹「おかえり…寝すぎて寝れねぇんだよ」

貴「ただいま。昼にいっぱい寝たのか?水分摂った?」

虹「ん…」

貴「薬は?」

虹「のんだ…」

貴「シュウは偉いな〜!顔色も良くなってきたし…じゃ、体温測って」

虹「…おー」


もぞもぞと動いて体温計を挟むシュウ

……かわいい

それから音がして、体温計を見てみると37.1

大分下がったから解熱剤はいらないな

……うん、やっぱり朝より顔色いい

それにあまりつらそうじゃない

早く帰ってきてよかった

シュウを見てたらなんだか愛しさが溢れてきた

思わずお互いのマスクを取ってキスしてしまうくらいには、愛しい


虹「んっ、」

貴「んー」

虹「ぅぐ、ん」

貴「………すき」

虹「…おれも、好きだけど…キスはうつるって…」

貴「うつして、早く元気になってくれ。私はシュウの元気な顔が見たい」

虹「…これじゃあどっちが彼氏だかわかんねーよ」

貴「この際気にしない。シュウ、明日も休む?」

虹「いや、明日は行く」

貴「…大丈夫?」

虹「もう熱もほぼないし平気だろ」

貴「そうか。でも薬は解熱剤以外きちんと飲めよ?処方されたものは使い切るのが当然だ」

虹「分かってる」

貴「それなら良いよ。………ねえ聞いてもらっていい?」

虹「何だ?」

貴「私、今日定時で帰るためにいつもの倍以上のスピードで仕事片付けてきた」

虹「お前こそ偉いじゃねーか。いつもはもっと遅いのにな」

貴「シュウが心配で終わらせてきたんだ」

虹「………俺…愛されてんな…」

貴「…愛してるに…決まってんだろ」

虹「顔赤いけど」

貴「うっせぇ、恥ずかしいんだよ」

虹「あー、すっげー幸せ」

貴「……私も…」

124→←122



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

碧夜叉 - shinox2さん» やっとくっつかせることが出来ました!ここまで長かったです…!一番の功労者は灰崎ですね(笑) (2018年1月14日 23時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - やっとくっつきましたか〜。灰崎いい仕事した!! (2018年1月14日 15時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年1月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。