120 ページ20
その後、シュウはゼリーの3分の1くらい食べて薬を飲んだ
絶対安静、ということで寝かせている
…えーと、明日の朝、シュウの会社に電話入れないとだな
明日も私は仕事なんだけど1人にするのちょっと気が引ける
でも休めないし………
いいや、それはあとから考えよう
シュウの熱下がんねぇし心配だ
解熱剤ないし、明日病院だよなぁ
あー、そしたら仕事に遅れて行く事になる…
さすがにあの状態のシュウを一人で病院行けなんて言えない……
………仕事には遅れて行こう
貴「…シュウ、起きてるか」
虹「んん…?」
貴「明日、私と午前中に病院行こう。薬貰って、家帰ってこよう?私は夜まで帰ってこれないけど大丈夫か?」
虹「…ああ、うん……おまえ、仕事だろ…」
貴「そうなんだよ。休みなら良かったんだけど…ごめんな、看病してやれなくて」
虹「へーきだ」
貴「そうか。寝てるとこ邪魔して悪かったな、さっさと休んで良くなれよ?じゃ、おやすみ」
虹「……A…」
貴「ん?」
虹「…わがまま、いっていいか」
貴「いいけど」
虹「隣でねてほしい…寒いし……」
貴「隣?…よし、じゃあ今日は私が落ち着かせて寝かしつけてあげよう」
虹「…さみー……」
貴「あ、でも布団の中暖かい」
虹「…ん」
貴「なんなら私にうつしていいよ」
虹「んむ」
そう言って私はシュウのマスクを外してキスをした
シュウは驚いたように目を見開いている
虹「ば、か、お前…」
貴「シュウが元気じゃないと私が嫌だ」
虹「………うつったら俺が看病してやる…」
貴「是非そうしてほしいな。もっと寄って、寒いだろ」
虹「…おまえさー…」
貴「うん?」
虹「あんま……子供、あつかいすんなよ…」
貴「何で?良いじゃん、こういう時ぐらい子供に戻っても。シュウはいつも頑張ってるからね」
虹「………恥ずかしい…」
貴「私しか見てねーよ。ほら、そろそろ寝ろ」
虹「…そ、する」
貴「うおっ」
虹「おやすみ」
貴「ん、おやすみ」
シュウにぎゅうと抱きしめられた
寒いんだろうな
少し震えてるし…
私も抱きしめ返しながら、シュウの胸に耳を当てる
ちょっと早めだけど大丈夫だな…
それにしても心音って安心する
心音が安心するのかシュウだから安心するのかわかんねーけど、安心する
このまま……私も、寝よう…
100人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
碧夜叉 - shinox2さん» やっとくっつかせることが出来ました!ここまで長かったです…!一番の功労者は灰崎ですね(笑) (2018年1月14日 23時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - やっとくっつきましたか〜。灰崎いい仕事した!! (2018年1月14日 15時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年1月8日 21時