このマフィア、まさに才色兼備。

STAGE１２ ページ12

利夜「…………終わった？」
チョロ松「は？」
利夜「はぁ〜、長かったー、演技すんのも大変なんだよ？」
凛緒兎『ごめちょ！おかげでこっちは準備おっけーでっせー！』
利夜「ご苦労さん」
ﾋﾟｯ
チョロ松「な、何したんだよ」
戸惑いながらも聞くチョロ松。
利夜「え？まぁ、そっちが先にやってきたんだから、それに応えただけだけど」
チョロ松「！おそ松兄さん！」
おそ松「お前らのbossはもうくたばってんだぞ!?」
利夜「？誰がそんなこと言った？」
おそ松「！」
慌てたようにおそ松がシャッターの開くボタンを押すと…
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
佳椰「やっ♪」
現れたのは、ピンピンしてる青龍と、
一松「……」
トド松「……」
伸びている2人の姿があった。
おそ松「お前ら…いつから気づいてた…！」
佳椰「そんなの…大体始めっからわかってたよ？」
おそ松「…え？」
佳椰「いやでも流石に入れ替わった時はわかんなかったけどね」
利夜「服とか髪のはね方に朱雀の癖、それに喋り方まで完璧だったんだけど」
佳椰「“腕の火傷”は分からなかったかな？」
おそ松･チョロ松･十四松「！！」
そう、朱雀は松野ファミリーの手によって、チョロ松とすり替えられていたのだった。
佳椰「あ、ごめんねぇ、うちの朱雀、いっつも『萌え袖〜♪』とか言って年中長袖だったから、わかんなかったよね〜？」
利夜「確信したのはその時だったけど、他にも、自分達がファミリーのことをどこまで知ってるのかを調べるために聞いてきたり、〇物の量はどれくらいとか、なんか変だなって思ってね」
チョロ松「な、何がどうなって…！」
佳椰「じゃあもいっかい振り返ってみよ〜」
ーーーー回想シーンーーーー

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