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第45夜 ページ49

海の上。

また息苦しい中に戻ってきたAは、ユナを部屋に呼んだ。
「お疲れ様。ユナは、この1週間何をしてたの?」
「えっと…みんなで、料理を手伝ったりしてたよ」
「こちらが客なのに?」
「やってみたくて。」
えへへ、と笑うユナの顔を見ると、Aは一気に和んだ。
ここからまた2日かけて煌帝国に戻るのだから、1人だけでも敬語じゃなくしていてよかった。
「ねえ、ユナ。よければ……帰ってもこのままでいてよ…」

お願い、と眉を下げて見つめると、ユナはふふっと微笑み、
「当たり前よ、もう仲良くなったんだもの。今更敬語に戻すなんてできない。」と言った。

ぱぁっと顔が明るくなる。
「本当!?」
「うん。これからもよろしくね、A!」
「ええ、ユナ!」
ユナと話していると時間が早かった。楽しいことをしていたり、仲の良い友人と遊んでいるとすぐに帰る時間になってしまったなどと同じようなものだ。


「もう夕食の時間…早いわね。さ、行きましょう?」
「うん!」
ユナと共に食事場に向かった。


「「いただきまーす」」

全員が声を揃え、一斉に食べ始める。
船の中の食事は、美味しくはあるもののシンドリアに比べると物足りず、なんだか不味く感じた。
感覚が麻痺しているのだろうか。

みんなも同様に、顔を少し顰めていた。

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*riria*(プロフ) - あおぴーさん» ありがとうございます!あれっ、本当ですか!?ご指摘されなければ気付きませんでした!訂正させていただきます! (2017年12月29日 14時) (レス) id: e74e338575 (このIDを非表示/違反報告)
あおぴー(プロフ) - この小説ハマりました!これから頑張ってください!あと、主人公のプロフィールで紅覇の彼女じゃなくて彼氏って書いてありました。 (2017年12月29日 10時) (レス) id: 41b52c9fe8 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - がんばっ(*´罒`*) (2017年10月2日 18時) (レス) id: 6a6fa932dc (このIDを非表示/違反報告)
*riria*(プロフ) - 優愛さん» そう言っていただけて嬉しいです!!更新が遅くなっていますが、今後ともよろしくお願いします。 (2017年8月17日 18時) (レス) id: 84674f5e6b (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - お気に入りに登録させてもらいました!毎回読むのが楽しいです!頑張ってください! (2017年8月17日 11時) (レス) id: 17cace4cd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*riria* | 作成日時:2017年3月25日 8時

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