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第42夜 ページ46

その次の日。
アリババとシャルルカンに連れられて、鍛錬場に来ていた。
「私、全く剣術できないのだけど…」
「大丈夫、俺たちが教えるからさ!」
とりあえずAに基礎的な技を教えてから、シャルルカンとアリババが一戦交え、その後にAが実際にやってみるということだった。

「行きますよ、師匠…」
「また負けんなよっ!」
ダン、と足を踏み込んで、お互いの剣を交える。王宮剣術の鮮やかな動きと、シャルルカン特有の滑らかな剣さばきで、どちらも一歩も引かない。
「すごい…私に真似できるかしら…」

さすがのAも、剣術だけはできないため、感心していた。

「はっ!」
「っ、とやっ!」
どれだけ続くのだろうと見ていると、いつものことなのだろう、アリババが一本取られた。
「はあ…また負けた…」
「根性が足りねえんだよ!」
「次は私ね…どうしたらいいか教えて。」
そう言うと、王宮剣術か、また別の流儀かどちらがいいかと聞かれた。
「身のこなしがヒョイヒョイ行ける方がいいから、王宮剣術。」
それを聞いたシャルルカンは、ガックリと肩を落とし、アリババはガッツポーズをした。


「えっと、ちょっと後ろから腕とか触るぜ?」
「ええ。」
「まず、構えはこう。」
後ろから、手首と腕を掴まれ、左手は後ろに、右手は軽く前へ突き出すポーズとなった。
「足はそんなに広げなくていい。軽く。」
「こう?」
「そうそう。やっぱ上手いな!飲み込み早い!」
「ありがとう…」
Aは照れくさそうに笑みを浮かべた。


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*riria*(プロフ) - あおぴーさん» ありがとうございます!あれっ、本当ですか!?ご指摘されなければ気付きませんでした!訂正させていただきます! (2017年12月29日 14時) (レス) id: e74e338575 (このIDを非表示/違反報告)
あおぴー(プロフ) - この小説ハマりました!これから頑張ってください!あと、主人公のプロフィールで紅覇の彼女じゃなくて彼氏って書いてありました。 (2017年12月29日 10時) (レス) id: 41b52c9fe8 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - がんばっ(*´罒`*) (2017年10月2日 18時) (レス) id: 6a6fa932dc (このIDを非表示/違反報告)
*riria*(プロフ) - 優愛さん» そう言っていただけて嬉しいです!!更新が遅くなっていますが、今後ともよろしくお願いします。 (2017年8月17日 18時) (レス) id: 84674f5e6b (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - お気に入りに登録させてもらいました!毎回読むのが楽しいです!頑張ってください! (2017年8月17日 11時) (レス) id: 17cace4cd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*riria* | 作成日時:2017年3月25日 8時

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