第35夜 ページ39
あの目立つ赤髪と、揺れる青い三つ編み、金髪の少年を探しながらうろうろと歩く。ぶつかってしまいそうなほど窮屈な道を、Aが通ると皆避けて通りやすくしてくれた。
木材でできたテーブルがたくさん並べられており、その上には豪華な料理がズラリと置いてある。そこのテーブルの1つに、3人は座っていた。
「あっ…おーい、アラジン、モルジアナ、アリババ!」
名前を呼んで駆け寄ると、3人は笑って手を振ってくれた。
モルジアナも露出度の高い踊り子の衣装を纏っており、お揃いで嬉しい気持ちもあったが、アラジンとアリババに肌を見せるのがなんだか恥ずかしかった。
「綺麗だな…」
「おねいさんすごーい!!」
「羨ましいです…」
褒め称えられて、さらに嬉しく恥ずかしくなった。
「えっと…隣に失礼するわね。これ、食べていいのよね?」
「おう。すっげー旨いぞ!」
「いただきます…」
適当に目の前にあった料理を手に取り、口に運んだ。
フワリと甘い風味が口の中に広がり、幸せな気分に包まれる。これは菓子か、フルーツか。わからないがとても美味しかった。
「これ…私好きだわ。」
思わずぽろっと出てきた言葉に、自分で驚いた。
「だろ!?それすっげーうまいだろ!?森でとれるフルーツなんだよ!」
「これ…フルーツなの?お菓子かと思ったわ…」
「甘くて美味しいよね!僕もそれ好きなんだー!」
「私もです」
「すごく気に入ったわ…今度採りにいってもいいかしら。煌帝国へのお土産にするわ。」
「ついでにつくり方とか教えてもらえよ!」
「それいいわね。」
その後も楽しく話しながら食事を終えた。
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*riria*(プロフ) - あおぴーさん» ありがとうございます!あれっ、本当ですか!?ご指摘されなければ気付きませんでした!訂正させていただきます! (2017年12月29日 14時) (レス) id: e74e338575 (このIDを非表示/違反報告)
あおぴー(プロフ) - この小説ハマりました!これから頑張ってください!あと、主人公のプロフィールで紅覇の彼女じゃなくて彼氏って書いてありました。 (2017年12月29日 10時) (レス) id: 41b52c9fe8 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - がんばっ(*´罒`*) (2017年10月2日 18時) (レス) id: 6a6fa932dc (このIDを非表示/違反報告)
*riria*(プロフ) - 優愛さん» そう言っていただけて嬉しいです!!更新が遅くなっていますが、今後ともよろしくお願いします。 (2017年8月17日 18時) (レス) id: 84674f5e6b (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - お気に入りに登録させてもらいました!毎回読むのが楽しいです!頑張ってください! (2017年8月17日 11時) (レス) id: 17cace4cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*riria* | 作成日時:2017年3月25日 8時