第30夜 ページ33
「ええ、大丈夫よ。」
なんの感情も抱かないような顔でさらりと言ってのけた。
(えっ…えっ!?なぜ動じないんだ!?むしろ俺の方が緊張してんじゃねえか!)
「す、すぐどくから!!」
と言って、ガタガタと音を立てながら急いで上から退いた。
「はあ、びっくりした…」
起き上がって平然としているAを目の前に、アリババは混乱していた。
本当はただ、Aが慣れているだけである。よくふざけて紅覇に押し倒されることが多いことと、男性経験があるからだ。
「あ、あの?俺に押し倒されちゃってなんも思わなかったの?」
恐る恐る聞いたアリババに対して、「ええ、特に。」と軽く言った。
もしかして男として見られてない?と不安になったアリババだったが、
「こういうのもなんだけど、慣れてるのよ。これくらいじゃ動じないわ。奇襲された時もあるし、力では勝てるのわかってる。それに、彼氏いるから。」
最後の一言までアリババは聞き流しそうになったが、耳に残って、聞き返した。
「か、彼氏!?」
「??ええ、そうよ?」
「か、彼氏いたのか…」
アリババは肩を落とした。
79人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*riria*(プロフ) - あおぴーさん» ありがとうございます!あれっ、本当ですか!?ご指摘されなければ気付きませんでした!訂正させていただきます! (2017年12月29日 14時) (レス) id: e74e338575 (このIDを非表示/違反報告)
あおぴー(プロフ) - この小説ハマりました!これから頑張ってください!あと、主人公のプロフィールで紅覇の彼女じゃなくて彼氏って書いてありました。 (2017年12月29日 10時) (レス) id: 41b52c9fe8 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - がんばっ(*´罒`*) (2017年10月2日 18時) (レス) id: 6a6fa932dc (このIDを非表示/違反報告)
*riria*(プロフ) - 優愛さん» そう言っていただけて嬉しいです!!更新が遅くなっていますが、今後ともよろしくお願いします。 (2017年8月17日 18時) (レス) id: 84674f5e6b (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - お気に入りに登録させてもらいました!毎回読むのが楽しいです!頑張ってください! (2017年8月17日 11時) (レス) id: 17cace4cd1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*riria* | 作成日時:2017年3月25日 8時