第21夜 ページ23
かなりの音がしただろう。開けた瞬間に鍵が壊れ、扉が勢いよく開いた。
思わずびくりと肩を震わせた下女たちは、恐る恐る後ろを振り向いた。
「A様!!?」
「なぜ…鍵はかけてあったはず…!」
「それくらいで私が入れないとでも?調子にのるな」
この口調になったことで下女たちは青ざめた。
これは、本気モードだ。
「テメェら、ユナのことを悪く言ってんじゃねえよ…私が指名したことだ、文句があるなら私に言え…」
ゆっくりと歩いて近づき、怒る様は、美しく冷徹な顔をしている。
「で、ですが…」
「うるさい、口答えはいい。そんなに妬ましいのなら、お前たちも敬語じゃなくせばいいだろう。それも嫌なら黙っとけ。いいな?」
「「は、はい…」」
言い終わったところでバタバタとユナが追いかけてきた。
「A…っ、何して…えっ?」
部屋に戻ったら下女たちが正座させられているものだから唖然としてしまった。
「ちょっと説教を。お前ら謝れ」
「は、はい…ユナごめん!ただの出来心だったの…」
「流れに任せてやっちゃっただけで…本当は、あんなこと思ってないから…」
「…もういいよ。大丈夫。ありがとう」
「じゃあ、私は部屋に戻るよ。じゃ。」
ようやく部屋でのんびりできる。Aは機嫌よく部屋に戻った後すぐ眠りについた。
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*riria*(プロフ) - あおぴーさん» ありがとうございます!あれっ、本当ですか!?ご指摘されなければ気付きませんでした!訂正させていただきます! (2017年12月29日 14時) (レス) id: e74e338575 (このIDを非表示/違反報告)
あおぴー(プロフ) - この小説ハマりました!これから頑張ってください!あと、主人公のプロフィールで紅覇の彼女じゃなくて彼氏って書いてありました。 (2017年12月29日 10時) (レス) id: 41b52c9fe8 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - がんばっ(*´罒`*) (2017年10月2日 18時) (レス) id: 6a6fa932dc (このIDを非表示/違反報告)
*riria*(プロフ) - 優愛さん» そう言っていただけて嬉しいです!!更新が遅くなっていますが、今後ともよろしくお願いします。 (2017年8月17日 18時) (レス) id: 84674f5e6b (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - お気に入りに登録させてもらいました!毎回読むのが楽しいです!頑張ってください! (2017年8月17日 11時) (レス) id: 17cace4cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*riria* | 作成日時:2017年3月25日 8時