第15夜 ページ17
「いただきまーす!」
自分たちで作って出来上がった料理を前に、手を合わせる。
「我ながらいい出来ね」
「美味しそう!」
バクバクと15分で完食。
かなりの量を作ったはずだが、朝から豪快に食べる2人。それでも太っていないところがすごい。
「あ、もう私は外に出ておくわ」
「そっか。じゃあ僕は見送りの人を集めておくよ」
「ありがとう」
船に乗って行くので港まで出るのだ。
「よいっしょ…」
用意した道具を持って部屋から去る。
今から1週間、ここには戻ってこない。悲しげに部屋の中を覗いた後に扉を閉めた。
港にはすでにたくさんの人がいた。
紅炎、紅明、紅玉、紅覇、白瑛、白龍…そして従者や下女たち。
さっそく従者とともに船に乗り込んだ。
「変な奴に襲われないでよね!」
大声でそんなことを叫ぶ紅覇。
「ちょっとやめてよ!」
恥ずかしくて、Aも大声で言い返した。
出港の時刻。少し部屋でゆっくりしていたAは甲板にでて、手を振ってくれているみんなに振り返した。
これから1週間
初めて訪れる地での生活を送ることになる。
期待と不安を胸に、
船の中での自分の部屋へと戻った。
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*riria*(プロフ) - あおぴーさん» ありがとうございます!あれっ、本当ですか!?ご指摘されなければ気付きませんでした!訂正させていただきます! (2017年12月29日 14時) (レス) id: e74e338575 (このIDを非表示/違反報告)
あおぴー(プロフ) - この小説ハマりました!これから頑張ってください!あと、主人公のプロフィールで紅覇の彼女じゃなくて彼氏って書いてありました。 (2017年12月29日 10時) (レス) id: 41b52c9fe8 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - がんばっ(*´罒`*) (2017年10月2日 18時) (レス) id: 6a6fa932dc (このIDを非表示/違反報告)
*riria*(プロフ) - 優愛さん» そう言っていただけて嬉しいです!!更新が遅くなっていますが、今後ともよろしくお願いします。 (2017年8月17日 18時) (レス) id: 84674f5e6b (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - お気に入りに登録させてもらいました!毎回読むのが楽しいです!頑張ってください! (2017年8月17日 11時) (レス) id: 17cace4cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*riria* | 作成日時:2017年3月25日 8時