49日目 ページ7
その後も1日中屯所内の空気は悪く、あの鈍感な局長でさえ、空気感に驚いていた。だが、やはり真選組の1番の苦労人は副長だった。
土方「おい、総悟....」
沖田「話しかけんな死ね土方」
沖田隊長にはいつも以上に悪態をつかれ、
土方「おい、一ノ瀬....」
『これ、あのクソガキの分です。いつも通り確認お願いします』
Aさんには話すらさせてもらえず。
そんな状態で夕飯の時間になり、またもや食堂に人が集まる時間になった。だが、沖田隊長は来ない。相当こたえているようだ。
近藤「あれ、総悟は....」
『部屋で拗ねてるんじゃないですか?』
近藤「じゃあ、後で夕飯持ってってやらんとな」
『自分の意思で来てないだけだからいらないと思いますよ。お腹すいたら勝手になんか食べるだろうし』
近藤「そ、そうか」
甘やかすな、ということだろう。局長も冷や汗をかきながら、そろそろお妙さんのところに行かなきゃ、なんて逃げようとしていた。そこに副長がついにAさんに話を振った。
土方「アイツも反省してんだろ」
『どうですかね』
土方「だからもう((」
『許してやれ、ですか?』
被せてAさんが副長の言おうとしていたことを口にする。副長は2人が仲直りするにはAさんに折れてもらうしかない、と考えたのだろう。
でも、そーしたらAさんは....。さすがに俺も不公平ではないかと思ってしまう。
『沖田が謝ることはないだろうから、私を折らせようとしてるのはわかりました。でも、
沖田が謝れないようなクソガキになるまで甘やかしたのは近藤さんと土方さん、アンタらでしょう』
近藤「それは....」
図星だったのだろう。2人は何も言い返せないようだ。そんな様子を見てAさんは小さくため息を吐いて言う。
『すみません。イライラしてて少し当たりました。とりあえず、私から折れる気はないので口を出さないでもらっていいですか?』
近藤「あぁ。すまなかった」
土方「俺も悪かったな」
Aさんは多分精神面ではこの中で1番大人だと思う。それが大人にならざるを得なかっただけなのか、俺にはわからなかった。
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この作品を見ていただきありがとうございます!
読者様に聞きたいのですが、ミツバ篇や真選組動乱篇などを書いたら見たいと思ってくださりますかね??
上手くかける自信もないため悩み中なので、意見がほしいです!良かったらコメントお願いします!
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ふに - どタイプな作品です! (2021年9月15日 15時) (レス) id: 67a56933bc (このIDを非表示/違反報告)
二酸化酸素(プロフ) - 就活生!頑張ってください!上から目線すんません (2021年7月8日 22時) (レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
真選組しか勝ちません☆ - とってもこの作品大好きです!続きがとっても気になります!失礼ですが、早く、更新頑張ってください!応援してます! (2021年7月7日 18時) (レス) id: c62e9bede7 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - とても続きが気になる作品ですね。応援しています。 (2021年2月15日 16時) (レス) id: 291812b26e (このIDを非表示/違反報告)
シオン - すみませんがリクエストをしてもいいですか? (2021年1月18日 1時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙輝 | 作成日時:2020年8月5日 17時