【沖田総悟】真選組の美男美女カップル観察日記２

63日目 ページ23

山崎side



あれから沖田隊長やチャイナさんをはじめとするAちゃんと仲がいい人達が毎日病室に通い詰めていた。

見廻りに出ても怪我で入院していて記憶もない、と聞いた町の人達がAちゃんに色々なものを差し入れだと渡してくる。本当に人気者だな、と改めて思う限りだ。



山崎「ご飯持ってきましたよー！」

『山崎さんありがとうございます』

神楽「また不味そうな飯アルナ」

沖田「病院食なんだから当たり前だろィ」

『沖田さんも神楽さんも、見られていると食べづらいんですが』



顔には出さないようにしているが、やはりいつもより他人行儀なAちゃんを気にしてしまう。

全員をさん付けで呼び、表情を1ミリも動かさない。元々無表情ではあったが、ここまでではなかったはずだ。




神楽「明日は珍しく万事屋に仕事が入ったから、来れないアル。ごめんヨ？」

『いえ、毎日来てくれてありがとうございます』

沖田「んじゃ、明日は町の散策でもしやすかィ？」

『いいんですか？』

山崎「怪我もだいぶ良くなってるので大丈夫だと思いますよ！」




次の日、Aちゃんの記憶にいい影響を及ぼすことを期待して2人を送り出した。

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