62日目 ページ21
沖田「てめぇ何しに来やがった....!」
全員武器を手にAを守る形で向き合うが、それには目もくれず、Aに話しかけた。
神威「A、俺の事わかる?」
『....誰?』
神威「あれ?失敗かな?」
神楽「Aに何したアルか!!」
失敗、と口にしたということはこの記憶喪失の原因もコイツに間違いない。
神威「薬だよ
最近天人の間で有名なんだ。飲ませると忠誠を誓ってくれるっていうネ」
『薬....』
神威の言葉を小さく呟いたAはその瞬間、顔を歪ませ頭を抱える。
近藤「Aちゃん!」
山崎「大丈夫!?」
『頭が、焼ける...!』
頭痛か?焼けるってなんだ。
銀時「気絶させろ!!」
旦那に従い咄嗟にAを気絶させて、顔を覗く。さっきまでの痛みに歪んだ顔ではなく静かに眠る顔だ。それを見て安堵するが、まだソイツは居座っていた。
旦那の話によれば、脳が無理やり記憶を呼び起こそうとしてしちまってたらしい。やはり記憶喪失の経験者はちげーな。
神威「天人用だったから全部忘れちゃったみたいだネ」
銀時「Aを連れてったのはてめーか」
神威「そーだヨ
でも、誤解しないでネ。俺はAを傷つけていいなんて指示はしてない」
部下が勝手にやった、と淡々と告げた。俺は何もしていないと言ったように手を上げながら。
だが、ソイツの指示じゃなくてもやったのは春雨の野郎で、薬を飲ませたのは神威の野郎の意思だ。
沖田「そんな言い訳が通用すると((」
土方「待て、総悟」
沖田「なんで止めるんですかィ」
コイツを斬らなきゃ腹の虫が収まんねぇんでさァ。そんな意味を込めて睨むと、聞きたいことがある、と俺の前に出た。
土方「薬っつったな。治す薬はねェのか?」
神威「あるにはあるけど、それももちろん天人用だから保証はできないネ」
そして、Aに飲ませた薬とそれを治す薬の2種類の瓶を置いて、ソイツは去っていった。
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ふに - どタイプな作品です! (2021年9月15日 15時) (レス) id: 67a56933bc (このIDを非表示/違反報告)
二酸化酸素(プロフ) - 就活生!頑張ってください!上から目線すんません (2021年7月8日 22時) (レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
真選組しか勝ちません☆ - とってもこの作品大好きです!続きがとっても気になります!失礼ですが、早く、更新頑張ってください!応援してます! (2021年7月7日 18時) (レス) id: c62e9bede7 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - とても続きが気になる作品ですね。応援しています。 (2021年2月15日 16時) (レス) id: 291812b26e (このIDを非表示/違反報告)
シオン - すみませんがリクエストをしてもいいですか? (2021年1月18日 1時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙輝 | 作成日時:2020年8月5日 17時