幼馴染み 6 ページ7
YR「…A…なにボーッとしてるの…サナくん?」
『ヴッ…ゲホッゴホッ』
昼休み。親友のユラにサナの名前を出されて
飲んでたお茶が変な所に入った
YR「ちょっ…そんな動揺しないでよ…」
『ケホッ…ごめ…っ…あのね……』
冷静さを取り戻した私はユラに今までのことを事細かに話した
.
.
YR「へ〜サナくんも鈍感なもんだ」
「でしょ?…はぁ…」
YR「でも素直になれずにズルイやり方で近くにいるAも悪い」
『うっ…それは充分承知です…』
YR「…今日一緒に買い物行くんでしょ?そん時すこーしだけでも
素直になりなよ。ね?」
『…でも…』
YR「でもは無し!」
.
.
.
.
放課後。サナと洋服を見る為にちょっとした街に出た私達
「ん〜どれもかっこいいなぁ〜」
『そんな意気込む必要ある?』
「何言ってんの〜俺にとっては人生初デートなんだから!
そりゃ…少しはかっこいいとか思われたいじゃん」
また頬を赤くして下を向くサナ
『…サ、サナは何でも似合うでしょ。』
そんな私の勇気を出した素直な一言にサナは気付かないまま
あ〜やっぱり〜?笑 と浮かれている
『…ほんと、鈍感だなぁ』
「ん?何?」
『いやっ!何も無いよ〜』
でも素直になれない私も私。
.
.
『うわぁ…すごい似合ってるよサナ』
「でもちょっと胸元開きすぎじゃ…」
サナが着てる服は案外シンプル。
少し大きめの服を選んだからかシャツは少し余裕があって、
サナの綺麗な鎖骨が見え隠れしている
『女はそんくらいでキュンキュンするもんだよ』
「…ほんと?」
『…多分ね』
.
.
「Aはした?」
.
.
『…したんじゃないの』
.
.
.
やっぱり私はズルイ女だ
「ハハッAがするならいいのかも!」
.
.
「いやぁ、いい買い物した!」
『お金沢山あるんじゃん』
「あーうん。Aにはいつもお世話になってるから
ご飯奢ってやろうかなと」
"ヘヘッ"と照れた様に笑うサナに私も自然と笑顔になる
『んじゃ行こっか。サナに悪いからファミレスにしてあげる』
「うわー優しい」
『まぁ私優しいもん』
「ハイハイ」
『まだ半袖じゃ少し寒いね』
「…ならこれ着る?暑くて途中で脱いだやつだけど」
そう言ってサナが渡したのは水色のパーカー
『ありがと』
それはサナの香りがして
サナに包まれている様だった
264人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
川村の前歯(プロフ) - 更新まってます〜 (2021年3月19日 1時) (レス) id: fe03ad5dcf (このIDを非表示/違反報告)
ハラ(プロフ) - 更新ずっとまってます! (2018年2月22日 3時) (レス) id: c1be507b93 (このIDを非表示/違反報告)
月 - とっても面白いです!ぜひ続きが読みたいです(笑) (2017年6月23日 10時) (レス) id: 6a40c393b0 (このIDを非表示/違反報告)
☆ : { まちゅワカメ .。(プロフ) - aikonさん» ありがとうございますー!!!頑張ってまいります!! (2017年1月20日 18時) (レス) id: e482badb3b (このIDを非表示/違反報告)
aikon(プロフ) - 受験頑張ってください!更新待ってますね!ふぁいてぃん(o^^o) (2017年1月19日 23時) (レス) id: 759a1bc08d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:☆ : { まちゅワカメ .。 | 作成日時:2016年4月14日 1時