7話 ページ8
「持ってたらどうする?」
?「今ここでお前を殺す」
ピキピキと彼は赫眼させた
「…殺る気がないと言ったら?」
"はぁ?"という顔をして彼はまっすぐ私を見た
?「あいにく俺はお前らハトが大嫌いだからな」
"殺る気がないなら俺が殺すまで"と間合いを詰めた
「だから…お前を殺る気ねぇつってんだろバカが」
人間技とは思えない速さで私は彼に手刀を食らわせた
さすが喰種というべきか。
それとも彼をさすがというべきか、気絶しなかった
?「チッ…お前、見た目より口悪りぃな」
"しかも何だよ今の"ブツブツと言い始めた
「だから殺す気ないってさっきから言ってんのに突っ込むとかバカなの?」
?「俺はバカじゃねぇ!」
「その発言がバカだわ。本当に殺す気がない。でも君が殺す気でくるなら…」
"殺してあげてもいいよ"と小首を傾げると彼はサッと顔色を変えた
?「…お前…何もんだ」
「凛堂ACCG准特等捜査官17歳」
?「准…特等!?その歳で!?」
「歳は関係ない。強ければ上へ行くだけ」
"何を犠牲にしても"彼は目を普段の色に戻し構えを解いた
?「チッ…殺す気失せた。じゃあな」
タンっと近くの屋根に飛び移って彼はどこかへ行こうとした
「ねぇ名前は」
彼の背中に問うてみる
?「き…ま……と」
途切れど切れに聞こえる彼の名前
「何?聞こえない」
?「霧島絢都だバーカ」
"覚えとけクソが"と暴言を捨台詞に
彼の姿は見えなくなった
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ぴえまる - 泣いたぁ、、、すごい神作です、もうじゃんじゃか絢都君の作品作ってください!(土下座) (2021年3月27日 21時) (レス) id: 5f8bad78b3 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんな神作初めて見ました!! (2018年8月6日 10時) (レス) id: a7f7363153 (このIDを非表示/違反報告)
朝 - 最後感動して泣きました!素晴らしい、、、!こんないい作品見たことなかった!これからもいろんな作品期待してます(#>ν<#) (2017年8月20日 11時) (レス) id: b36f274895 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 澪海さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!本当、最後まで読んでいただいて感謝しかないです…もう一度アヤト君落ちで書かせていただきますのでもしよろしければそちらもよろしくお願い致します!!!! (2016年3月3日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
澪海(プロフ) - 完結お疲れ様です!最後感動しました!良かったです! (2016年3月3日 1時) (レス) id: f7b705405a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜雪 | 作成日時:2016年1月12日 23時