35話 ページ36
絶対安静と言われて1ヶ月が経った
本当は3ヶ月程安静にしていないといけないのだが
早々に黒ラビットの駆逐期間が迫ってしまった
有馬「上からの命令でね」
申し訳なさそうに有馬は私に言った
准特等の私がここの区で重傷を負ったため
"Sレート以上の喰種がいる"と認識され
増員するらしくその前に方をつけろという話だった
「大丈夫。この前みたいなヘマはしない」
再びクインケを背負って
私は街に出た
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「久しぶりだな」
住宅街の路地を歩くと
アヤトとぶつかった時のことを思い出した
「そういえば…連絡してなかった」
電話をかけようと耳に当てた時
?「バーカ。おせぇんだよ」
反対側の耳から愛おしい声がした
「アヤ…!?」
アヤト「…いくぞ」
サッと私の太ももに腕を回し
お姫様抱っこをされて私はある場所へと連れて行かれた
「用水路?」
タンッと着いたのはこの前の用水路
アヤトは無言で私の手を引っ張り
用水路の奥へ奥へと連れて行った
用水路の奥はとても暗く、昼間だというのに夜のように暗かった
「ねぇアヤ((ギュ
彼の名前を呼ぼうとした時突然振り向き
彼はギュっと強い力で私を抱きしめた
アヤト「……大丈夫か。その…腕」
声は震えていた
「え?あ…うん。傷は塞がってるし縫ってもらったし…ってなんで知ってるの?」
アヤト「…喰種から…聞いた」
ソッと私の腕を触った
私の片腕はまだギプス状態で
アヤトはギプスを触ると自分が傷ついたような
悲しい、悔しい顔をした
アヤト「ごめんな」
"守ってやれなくて"と顔を歪めて
今にも泣きそうだった
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ぴえまる - 泣いたぁ、、、すごい神作です、もうじゃんじゃか絢都君の作品作ってください!(土下座) (2021年3月27日 21時) (レス) id: 5f8bad78b3 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんな神作初めて見ました!! (2018年8月6日 10時) (レス) id: a7f7363153 (このIDを非表示/違反報告)
朝 - 最後感動して泣きました!素晴らしい、、、!こんないい作品見たことなかった!これからもいろんな作品期待してます(#>ν<#) (2017年8月20日 11時) (レス) id: b36f274895 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 澪海さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!本当、最後まで読んでいただいて感謝しかないです…もう一度アヤト君落ちで書かせていただきますのでもしよろしければそちらもよろしくお願い致します!!!! (2016年3月3日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
澪海(プロフ) - 完結お疲れ様です!最後感動しました!良かったです! (2016年3月3日 1時) (レス) id: f7b705405a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜雪 | 作成日時:2016年1月12日 23時