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33話 ページ34

アキラ「捜査…とは」


有馬「ん?まさに今の事だよ」


あの時は酷かったな


初めてのクインケ…アタッシュケースを持ってただ街を徘徊するだけ


アキラ「なぜ…私をこの捜査に?」


私の少し前を歩く有馬特等に聞いてみた


考えてみればバカでもわかる。


まだ階級もないただのアカデミー生と特等が捜査。


普通ならありえない話だ


有馬「…Aと仲良いらしいからね」


"少し気になった"と丁度目の前にAが通った


「よし!じゃあ行くよ!」


私達に気がついていないのか、


Aの班は奥へ奥へと路地へ足を踏み入れていった


有馬「後をつけるよ」


ソロリソロリと忍び足でAを追うも


途中で見失ってしまった


何しろその路地はだいぶ入り組んでいて


帰り道を探すのも困難なほどの道。


ガラガラガラ…!!


私達の近くで何かが壊れる音がした


有馬「!やばい…かもっね!!」


有馬特等がダッシュで居場所を突き止め


物陰から覗くとAが戦意消失していた


Aの周りには沢山の死体…つまり部下の原型をとどめていない死体だった


喰種「君がクソ並みに弱いからだよ?」


と喰種が赫子を振り落とした時


私は咄嗟にAの前に立ち使いこなせていないクインケでなんとか攻撃を防いだ


アキラ「戦闘を放棄するな馬鹿者!!」


Aを死なせたくない…守りたい一心で


私は飛び出た


有馬「逃がさないよ」


逃げようとした喰種を思い切り木っ端微塵に有馬特等は裂いた


Aに目をやると酷く落ち込んでいて


目の焦点が合っていなかった


アキラ「A…大丈夫か?」


両肩を揺さぶるが


Aは反応せず、


感情を失ったロボットのようにただひたすら


地面を見つめて涙を溢すだけだった

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ぴえまる - 泣いたぁ、、、すごい神作です、もうじゃんじゃか絢都君の作品作ってください!(土下座) (2021年3月27日 21時) (レス) id: 5f8bad78b3 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんな神作初めて見ました!! (2018年8月6日 10時) (レス) id: a7f7363153 (このIDを非表示/違反報告)
- 最後感動して泣きました!素晴らしい、、、!こんないい作品見たことなかった!これからもいろんな作品期待してます(#>ν<#) (2017年8月20日 11時) (レス) id: b36f274895 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 澪海さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!本当、最後まで読んでいただいて感謝しかないです…もう一度アヤト君落ちで書かせていただきますのでもしよろしければそちらもよろしくお願い致します!!!! (2016年3月3日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
澪海(プロフ) - 完結お疲れ様です!最後感動しました!良かったです! (2016年3月3日 1時) (レス) id: f7b705405a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜雪 | 作成日時:2016年1月12日 23時

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