3話 ページ4
喰種「グチュ…グチャ…ブチッ…グチャ」
物陰から覗くと汚い音を立てて人間を食べていた
「(ﾎﾞｿｯやっぱり手遅れだ」
相手は恐らくAレート
もっと上のランクなら私に気がつかないのはおかしい
フルートケースからクインケを出し
そこら辺に落ちてた缶を喰種がいる向こう側へ投げた
カランカランと咀嚼音だけが響いていた路地裏に缶のけたたましい音が響いた
喰種「誰だ！？」
「こっちだよバーカ」
スパンッとクインケで喰種の頭を吹き飛ばし
再生しないように身体も木っ端微塵にしておいた
「…なんで殺し合わなきゃいけないんだろ」
死んだ喰種を見て私はそっと呟く
白いブラウスに返り血がついてとても不快だった
「…また新しいの買わな((？「おーひっでぇ…跡形もねぇじゃん」
頭上からそんな声がして上を向くと誰もいなかった
「？気のせ((？「こいつ気に食わなかったんだよな」
バッと視線を殺した喰種に戻すと暗闇の中かろうじて見えたのは片耳にピアスをした少年が死んだ人間を担いでいたところ
「おい、お前！待((バサッ
視界が突然真っ暗になり何事だと急いでそれをとった
？「殺されなかっただけありがたいと思え」
"じゃあなハトヤロー"と屋根から屋根へ消えていった
「私に風邪を引くなと？」
顔にかけられたのは先程彼が着ていたコートだった
「さっきのも…喰種?」
よくよく考えてみれば人間の死体を担いでいった
"ハトヤロー"とも言っていた
「とりあえず…CCGに連絡か」
さっきの今で電話をするのは戸惑ったが
有馬が上司なので仕方ない
有馬『何？なんかあった？』
何コールかしてやっと出た有馬の声は何事もなかったかのようだった
「帰宅途中喰種に遭遇。相手は恐らくAレート。駆逐完了したのでご報告させて頂きます」
現在地と駆逐現場の詳細を言って電話を切ろうとした時
有馬『時間あるならCCG寄ってくれない？』
「あの今何時かご存知で？」
時計の針はもうすぐ22時をお知らせしようとしている
有馬『うん。どーせ喰種探してたんでしょ？』
ドキリと胸がなったのを聞いた
自宅への帰路を歩きながら喰種を探していた
図星で返事が出来なかった
有馬『車は向かわせるから』
"よろしく"と電話を切られた
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ぴえまる - 泣いたぁ、、、すごい神作です、もうじゃんじゃか絢都君の作品作ってください！（土下座） (2021年3月27日 21時) (
レス) id: 5f8bad78b3 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんな神作初めて見ました!! (2018年8月6日 10時) (レス) id: a7f7363153 (このIDを非表示/違反報告)
朝 - 最後感動して泣きました!素晴らしい､､､!こんないい作品見たことなかった!これからもいろんな作品期待してます(#>ν<#) (2017年8月20日 11時) (レス) id: b36f274895 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 澪海さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!本当、最後まで読んでいただいて感謝しかないです…もう一度アヤト君落ちで書かせていただきますのでもしよろしければそちらもよろしくお願い致します!!!! (2016年3月3日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
澪海(プロフ) - 完結お疲れ様です！最後感動しました！良かったです！ (2016年3月3日 1時) (レス) id: f7b705405a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪 | 作成日時：2016年1月12日 23時
