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21話 ページ22

アヤト「…黒ラビット誰か分かったのか?」


抱きしめながら彼は言った


「ぜーんぜん。羽赫が綺麗しかわかんなかった」


アヤト「ばっかじゃねぇの」


クスリと笑ったのが聞こえた


「本当に綺麗だし。アヤトの羽赫も綺麗だよね」


あの時、私の前に立ちはだかって守ってくれた背中。


羽赫がとても綺麗だったのを今でも覚えている


アヤト「捜査、まだ続くのか?」


「うん、黒ラビットを駆逐するまで」


そういうとアヤトは抱きしめる力を一層強めて少し痛かった


アヤト「頑張れよ。俺も頑張るから」


何を言っているのかわかんなかったけど応援してくれているのは確かだ


「珍しいね、素直だなんて」


"どうしたの?"お互い顔は見えないけど


アヤトが辛そうなのは声でわかる


アヤト「……別に」


"何もねぇよ"と私を離さなかった


彼の温もりを、彼の匂いを、彼の存在を。


感じることができて少し嬉しかった


アヤト「なぁ」


私より少し背の高い彼を見上げると


彼の顔はすぐ近くにあり、唇に触れた


アヤト「……バーカ」


苦笑気味に彼は笑ってまたギュッと私を抱きしめた

「え…あの…」


私は初めての事で、耳まで顔に熱が帯びた


アヤト「もう少し……このまま」


グイッと抱きしめられながらアヤトは自分の背中を壁につけ私を離さなかった


何が何だが私には全く分からなくて


ただただアヤトのされるがままだった

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ぴえまる - 泣いたぁ、、、すごい神作です、もうじゃんじゃか絢都君の作品作ってください!(土下座) (2021年3月27日 21時) (レス) id: 5f8bad78b3 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんな神作初めて見ました!! (2018年8月6日 10時) (レス) id: a7f7363153 (このIDを非表示/違反報告)
- 最後感動して泣きました!素晴らしい、、、!こんないい作品見たことなかった!これからもいろんな作品期待してます(#>ν<#) (2017年8月20日 11時) (レス) id: b36f274895 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 澪海さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!本当、最後まで読んでいただいて感謝しかないです…もう一度アヤト君落ちで書かせていただきますのでもしよろしければそちらもよろしくお願い致します!!!! (2016年3月3日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
澪海(プロフ) - 完結お疲れ様です!最後感動しました!良かったです! (2016年3月3日 1時) (レス) id: f7b705405a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜雪 | 作成日時:2016年1月12日 23時

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