変化 ページ16
レトさんと彼女を一緒にしておくのは危険だ。
そう判断した俺は、
レトさんを家に帰し
彼女は引き続き俺の家で預かることにした。
二人とも納得いかないようだったが
レトさんは俺に強く出ることが出来ず渋々俺に従った。
.
彼女はいつまで経っても上の空だった。
昼でも夜でも
窓の近くに座りぼーっと空を眺めていた。
俺が声を掛けても空返事で、
耳には全く届いていない様子。
さらに、
「ご飯食べたら？」
とか
「風呂入んなよ」
と声をかけなければ
彼女はその場所から動くことは無い。
生きがいを失ってしまったような顔を浮かべる彼女は
見ていてとても痛々しいと感じると共に、
俺の判断は間違っていたのか
と自責の念に駆られる日々だった。
彼女の為を思ってレトさんと距離を取ったはずなのに
全てが空回りしているようで
やっぱりレトさんと一緒にいた方が幸せなのかな
という思いは日に日に増していった。
昼時になり、
「なんか食いたいもんある？」
と彼女に尋ねる。
俺の顔を少し見た後に、
『なんでもいいです』
と答える彼女。
そう答えることはわかっていたのに
なにか違う返答が返ってくるんじゃないか
そんな淡い期待から
懲りずに何回でも彼女に聞いてしまう。
俺は適当に出前を頼むことにした。
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ひばり(プロフ) - emiさん» 前作に引き続き読んでいただきありがとうございます〜！！すごく嬉しいです……！これからも応援よろしくお願いします！ (2020年5月29日 7時) (
レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 待ってました！！(誰) 前作も見ていました！ひばりさんの作品大好きなんです！！体に無理がない頻度で、更新頑張ってください！ (2020年5月29日 5時) (レス) id: ec0b5da59b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひばり | 作成日時：2020年5月28日 7時
