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8話 ページ11

「……A」



「あ、お母さん…




なんかもう治らない病気らしいー!!

いやぁ、困ったなぁー!



まだまだやり残したものいっぱいある、のにさ!






ほんっと、こまったなぁ〜……」





なぜか声が震えてしまう。





「お願い、お母さん。




この事は、ハルにも、学校にも、






……真太郎にも。






いや、真太郎にだけは絶対に









言わないでほしい。」








「……あなたがそう心の底から思ってるのなら




心の底から発した言葉なら、もちろんいいわよ」









こころの、そこから。









「ねえ、A?



お母さんね、まだあなたが病気でもうすぐいなくなるなんて未だに信じられない。



でも、もし本当にいなくなってしまうなら









あなたに後悔して欲しくない。









A









本当に









後悔、してない…………?

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作者名:オーロラ | 作成日時:2019年8月9日 1時

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