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「……何、瞳子姉さん？？」
「出てくれて良かったわ。今どこにいるの？？」
もう傘美野中での試合は終わっているはずだから家に戻ってないとおかしいんだよね。
そうだ、連絡するのを忘れてた。
「今、総合病院にいるけど。あ、真ちゃんと響木監督と一緒だよ。」
一応付け足す。
真介に会ったのね、瞳子姉さんはそう言った。
「じゃあ、もう話は聞いたかしら？？」
「……え？」
なんだか、雲行きが怪しくないかな〜？？
された話って言ったら、あれしか。
アハハ、まさかねぇ。
「私は雷門キャラバン……地上最強のチームを作る為のチームの監督になったんだけど。」
「……。」
そのまさかだったよ。
絶句して、思わず携帯を落としそうになる。
「A、着いて来てくれるかしら？？」
「今それを言われたばっかりだよ瞳子姉さん。」
「別に選手じゃなくていいわよ。ただ、｟彼らの事を救う為》にはある程度情報が必要なの。」
っ！？
その言葉にハッとする。
僕はある程度情報を持っている。それを元手にすれば、彼らを倒す策を練れるに違いない。
僕にはそうしてほしい、そういう事だろう。
僕の｟事情｠を分かった上で。
……正にサッカーをせずとも、人は救える。か。
「……分かったよ、行くから。」
「分かったわ。響木監督にもそう伝えてちょうだい。あぁ、あと。」
真介も連れて来て。と、付け加えて瞳子姉さんは電話を切った。
はぁ、と僕はため息をつく。
これでまたサッカーを彼らの前でする羽目にならなきゃいいけど、と軽く思いながら僕は待合室に戻った。
______ここでの決断が、後に僕の人生を揺るがす事になる。
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桃姫(プロフ) - waiwaichikaさん» ありがとうございます！1日1話更新を目安にしてるので更新は遅めですが楽しみに待っていてくださって嬉しいです。 (2018年7月20日 22時) (
レス) id: 2c31672598 (このIDを非表示/違反報告)
waiwaichika(プロフ) - 続きを楽しみにしています。 (2018年7月20日 17時) (レス) id: 901fc2e49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃姫 | 作成日時：2018年7月13日 8時
