【ゴールデンカムイ】兵器な彼女2【尾形百之助】 (ページ13)

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63話。ページ13

尾形side

風呂に入ると、杉元たちはすでに入っていたようで俺が来たことで杉元は立ち上がり、フルチンで俺の方へ向かってきた。

｢...なんだよ｣

｢お前.....Aちゃんとどこまでいったんだ...｣

｢ハア？｣

杉元は顔を真っ赤に染め、俺の目の前でまた口元までお湯に使った。やめろ、女子高生みたいで気色悪ぃ。

｢どうしてお前に言わなきゃならないんだ｣

｢い、いや.......ただ、気になって...｣

｢えっ！尾形ニシパってAとできてるんでしょ〜？俺この前2人がちゅーしてるの見た！｣

｢こらチカパシ！あ、あんまそういうことを言うんじゃない...！｣

谷垣がチカパシにそう言う。

｢.....まあ、やった。｣

｢え？やった？何が？｣

｢お前バカかよ。やったんだよ、したんだ。｣

杉元はしばらく頭の上にハテナを浮かべ、思いついたようにぼっと赤くなった。

｢へ、へえ〜〜.......Aちゃんってどんな感じなの...？｣

｢まあめちゃくちゃ可愛い。アイツってふだんは結構スキのなさそうな顔付きだろ？神経とがらせてる感じ。でも...俺が口付けしたり頬を撫でるだけで、アイツは腰抜かして立てなくなって、顔が緩むんだ。だからトロットロに甘やかしたくなる｣

｢尾形ちゃんベタ惚れじゃあん！まあAちゃん可愛いもんネ｣

｢ああ。それにアイツは俺の事が大好きなんだ。番犬みたいだ。本当にかわいい。いくらお前らがAと仲良くしてても、もし俺に危害を加えようとしたら躊躇なくAはお前らを殺すだろうな｣

｢...ああ、そんな感じはする。.....まえ俺とAちゃんだけで話す機会があったんだが、その時も言ってた。戦争には行ったが、国のためではなく尾形を守るために行ったって。...お前、愛されてんな｣

｢...アイツほんとに可愛いな｣

｢なに？惚気けたかっただけ？ほんとうぜえな｣

｢お前が聞いてきたんだろうが殺すぞ｣