【ゴールデンカムイ】兵器な彼女2【尾形百之助】 (ページ12)

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62話。ページ12

Aside

風呂場へ行く。男湯と女湯で別れるため、脱衣所の前で尾形上等兵とは別れた。

中へ入ると、既にアシリパさんとインカラマッさんが風呂へ入っていた。

｢あら、Aちゃん。疲れてるでしょう、早く一緒に温まりましょう｣

｢A！ここの風呂はとても気持ちがいいぞ！お湯もなんだか白いんだ！｣

『は、はい！』

体を洗い、風呂へと入る。ふと、目につくのはインカラマッさんの大きな胸。いいなあ、美人で優しい上に胸までデカい...。そりゃ谷垣さんも惚れるわ...。

はしゃいでいるアシリパさん。彼女は本当に顔が綺麗で、青い瞳に長いまつ毛がよく映える。

それに比べて私は...体つきは貧弱だし、胸もない。おまけに戦いで食らった傷つき。ちょっと恥ずかしい...。

｢Aちゃん、見すぎですよ。照れちゃいます...｣

インカラマッさんはそう苦笑いした。

『あっ、す、すみません...』

｢...Aちゃんのからだ、とてもしなやかで美しいです。もうそのからだは彼には見せたんですか？｣

『へ、か、彼って...』

｢尾形さんのことですよ。分かってるじゃないですか｣

インカラマッさんにずいっと顔を近づけられて、ドキドキする。それに便乗するように、アシリパさんまでもが興味津々と言ったふうに顔を覗いてきた。

『.....で、でも私、胸も小さいし...きっと幻滅されてます...』

｢そうかあ〜？私は尾形から色々聞いてるぞ！｣

アシリパさんは、いたずらっぽい笑顔を見せて言った。

｢Aは感度がめちゃくちゃいいって...本当なのかぁ〜？｣

『あっ♡』

アシリパさんはそう言いながら、私の耳にふーっと息をかけた。

｢す、すごい...Aちゃん、ふだんはすごく凛々しいというか...スキのなさそうな顔なのに、尾形さんの前ではそんなに可愛くなっちゃうんですね...なんだか私までドキドキします...｣

『やっ、やめてくださいっ...！』

｢照れてるのかぁ〜？可愛いな〜Aは｣

『もういいっ！』

2人がたくさんからかってきて、恥ずかしくなったからすぐ上がった。大股でぷんすか歩いてると、アシリパさんはお尻を軽く叩いてきた。セクハラです...。