甘いけど冷たい 3 ページ20
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アイスコーヒーとサンドウィッチを持ってテーブルへ向かう
そこのテーブルを見ると、
熱心に勉強している一人の女の人
頑張ってるな……
『すみません』
教科書に視線が向いていて俯いてしまっているお客さんの顔が
ゆっくりと上がる
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えっ!?!?!?!?
「えっ…慧くん!!」
嘘… 何でいるの…
バイト先教えてないのに…
『なんでAがここにいるの…?』
「えっ、それは桜に集中できておいしいカフェをおすすめしてもらったからで、
別に探ったわけじゃないけど…」
偶然ってこと?
はぁ… バイト先ばれちゃった……
「ねぇ、なんで眼鏡外してるの?」
『これは接客業だから顔がよく見えた方がいいかな…と』
テーブルにアイスコーヒーとサンドウィッチを置く
『勉強?偉いね』
「まぁね、難しいから自分で復習しないと。」
褒めて〜と駄々こねるAを無視して教材を覗きこむ
『ん〜いたいってば、ほっぺ〜』
急にほっぺを引っ張られるからビックリ
「慧くん可愛い。眼鏡外してるから慧くんファンいっぱいできちゃうだろうな…」
まぁ、僕のおかげでお店の業績が上がってるって店長も言ってたけど…
「そういえば、さっきもあの女の子たちが慧くんの事カッコいいって言ってたんだよ
もういっぱいファンいるじゃん。このやろ〜」
もっと頬を引っ張ってくるから、意地でAの手から離れた
『仕事中だから戻るね』
「また来てね〜」
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厨房に戻ると、不機嫌顔の石井先輩
あっ… 早く帰ってこいって言われてたんだった…
石井[珍しいじゃん、あんなにお客さんと喋るなんて]
「話しかけられたので…」
石井先輩はすごいしっかりしていて、クールビューティーって感じ
Aとは正反対のタイプかな
Aはクリームみたいだからね
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なっつん(プロフ) - おっと、山田くんの存在を忘れておりました(・・;)こちら昔書いた作品の修正版なので、どこかで山田VS伊野尾のお話入れますね。もう少しお待ちくださいm(__)m (2017年3月26日 13時) (レス) id: bba7de7533 (このIDを非表示/違反報告)
いのたん - この小説、度々伊野ちゃんがキュンキュンさせてくれて本当に良いですね〜。気になる事があったのですが山田くんは、、、何処に、、、。山田くんVS伊野ちゃんのシーンも見てみたいですよね〜!!! (2017年3月26日 10時) (レス) id: 60fa9be6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっつん | 作成日時:2016年2月10日 18時