From longing to love ２ ーKEIー

甘いけど冷たい　１ ページ18

・



これから桜に教えてもらったカフェに行く





集中して勉強できて、食べ物も食べれる場所ってリクエストしたら

　桜がそのカフェをおすすめしてきた







静かで、勉強しやすいらしい






あと、店員さんの顔面偏差値が高いって桜が興奮しながら言ってたな…








「ここか…」






モノトーンでオシャレな雰囲気





でも中は結構若い子が多いな…





勇気を出して中に入る








店員［お一人様ですか？］





「あっ… はい…」







桜と臨に一緒に行こうと言ったのに二人とも用事があるからと断られてしまった




　一人苦手なんだよな…





慧くんも忙しそうだったし、誘えなかった…







　案内されたのは一番奥の席





ここなら一人でも気にせずに集中できそう





・





・





〔あの店員さんカッコいい…〕




〔ケイさん、いつ見てもかっこいいな…〕






ケイという名前についつい反応してしまう私





　カフェでケイと言ったら、辻褄が合う







でも普段あのダサい眼鏡をかけてる男がかっこいいなんてね…








店員［ご注文はお決まりでしょうか？］






「アイスコーヒーと、サンドウィッチをお願いします。


　あと、この店に慧っていう店員さんいますか？」






　ダメ元で聞いてみた







店員［まぁ、いますけど…］




「あのっ、名字は…」





店員［それは言えません。この店では名字非公開でやっているので…］







　その言葉を口にした途端怒ったような顔をした女の店員さん


　
　 そのまま名字を言わずに行ってしまった









　しつこかったかな…







まぁ、




慧くんがこんなオシャレなカフェで働いてるわけないか

甘いけど冷たい　２→←狼君　５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す