【黒 バス】彼女はキセキが嫌いなようで

キミという存在〜シェイクside〜 ページ18

「大丈夫？休憩して良いよ」

「…っはい、大丈夫です
ありがとうございます」

「そっか、無理しないでね」


ボクに、気づいてくれた？


その後もAさんは何度か心配してくれて
ボクに話しかけてくれた


ボクに自分から声をかけてくれるなんて
キセキの世代達以来だ


気になったので
帰りに話しかけることにした


「Aさん、ちょっと良いですか？」

「黒子君？どうしたの」


驚くこともない


「Aさんはボクが見えるんですか？」

「黒子君はカゲが薄いのが売りなんだっけ？
なんかごめんね

でも、見つけられるよ
仲間だしね！」


笑ってる


地味子なんて呼ばれてますが
普通に可愛いです


優しいですし…


そんな彼女にボクは酷いことをした


ずっと謝りたかった
転校してしまった彼女に


「今までごめんなさい」


やっと言えた


こんな形になってしまったけど


Aさんは泣いている
そんなキミも可愛いです


また、前みたいに仲良くしてくれますか？


なんて聞きたいけど、怖くて言えない


でもボクは願ってる


またみんなで笑って部活をして


楽しく話せる


そう遠くないハズの未来を…

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