検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:5,711 hit

ページ9

俺がエレンの小テストを採点している最中、あいつは洗濯物干していた



注意する必要がないくらい綺麗に干している、少し感心した



パッパと終わらせたチビは、キッチンでなにかしているようだ


『リヴァイ、弁当いる?』


「頼んでいいか?」


『もち、朝ごはん和食でいい?』


「人参以外ならなんでも」


『買い物任せていいかな、キャベツと豚肉と……』




熟年夫婦みたいな会話だ


馴染んでる



『お掃除は明日でいい?マンションだから掃除機かけたら迷惑だろうし、もう夜だし』



「……いいだろう」



『はい、リヴァイ紅茶』



さっきから何をしているかと思えば紅茶を入れていたらしい

あったかい紅茶だ。


「俺は厳しいぞ」


『ふふっ、飲んでみなよ』



言われた通り、ゴクッと1口



「……うまい」


初めて飲んだ、こんな美味いのは


計算し尽くされた味だ、俺より上手い


『どうよっ!』

「100点」

『でしょ?!……って、珍しいね、素直に褒めるなんて』


「褒める時は褒める、認めてやるよ、何年住んでもいいぞ」


『あんたに女が出来たら私は出ていくの』


「女を作る予定はねぇ」


『もう、合コンにでも行ってきたら?』


「めんどくせぇし行ったことねぇ」


『はぁ、この男は……』


『……それ、エレンくんの小テスト?

手伝おうか、大学のレポートあるでしょ?』


「悪い、頼む」


「あの野郎自分でどこ間違ってるか理解してねぇんだ

バカのくせに見直さず新しい問題ばっかやるからちゃんと復習になってねぇんだよ

だからちゃんと間違えたポイントとか書いてあげてくれ

なるべく俺の字よりで」


『天才の私に任せるがいいさ』


何か心做しか嬉しそうだ


『ふふっ、ちゃんと頑張ってるんだ、偉いぞ偉いぞ』


「どこ目線だ」


『へへっ、お姉ちゃんかな』


「こっちはてめぇに住まい提供させてんだ

お前のがガキだろ」


『んもー、少しは素直に褒められなよ』


「俺が偉いのは知ってる」


『うわっ、出たよナルシスト』


「自信ないやつよりかは数段マシだ」


『そりゃまぁそうかもだけど……いやでも、謙虚な方がいいじゃん』


「家で謙虚に過ごせと?」


『あーごめん、くつろいでください』


「それでいい」

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.5/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ああ - 続きが気になります!! (10月7日 21時) (レス) @page17 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (9月18日 16時) (レス) id: d52e0caa43 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - 続きが気になります!!^O^ (2022年7月31日 13時) (レス) @page17 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神楽 | 作成日時:2021年7月28日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。