第２２話 ページ23
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赤い頬で細められた瞳から覗くのは、燃える欲望。
胃から何かが這い上がってくるような気分がし、目眩がする。
キリヲという悪魔にされたことは、残念なことに今でも鮮明に記憶されていた。
『変態め……』
きっと今の自分は、" 殺 す " という殺意を含んだ眼をしていることだろう。
ナイフの形を模した凄まじい威力の風魔術は生成したボクでさえ、その威力に傷を負ってしまいそうだ。
それこそ即死並みの風魔術を眼前に、彼は感嘆する。
「一瞬でそれを作るなんて、さすがAちゃんの魔力量……
…………っと、危ない危ない」
風魔術を手に急所を狙い攻撃を試みるが、彼の
死んでまうかと思たわぁ、と笑みの消えぬ
『花火の火薬、持って行ったのは君でしょ。
………何する気？』
ボクの問いに彼は待ってましたとでも言うように怪しく悪魔的な笑顔を浮かべた。
「
『……っ？！』
直後、視界が暗転する。
背中に痛みを覚えたかと思えばボクは彼に地面へ押し倒されていた。
腹部に
本物の、心の底から出る笑顔そのものだ
『学校中が絶望に堕ちた瞬間を見たいってことか。
いかにも変態な君が好きそうなことだ』
「よう分かっとるなあAちゃんは。
さて、種明かしもしたことやし始めよか」
そう言ってキリヲは自身の首にある魔具に手をかける。
魔具を割り解放された魔力を使って魔術をかけるつもりなんだろう。
『ボクが…許すと思う？』
言い終える前に小さく鋭い風球を放つ。彼の
しかし、
「相変わらず目の離せない子やなあ」
魔具が割れたせいだろう、空気が変わる感覚がする。
外からの声も騒がしくなり何かが起こったのだと、そしてそれは目の前にいる悪魔の仕業だということが分かる。
イルマ様だけは、護らないと
反撃をしかけるために起き上がって体制を整えようとしたその時、
………身体が、動かなかった。
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紫咄(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます！全員推し分かります！皆が皆良いキャラでいくら書いても書き足りないくらいです笑これからも更新頑張ります！ (6月7日 19時) (
レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼します！私愛され大好物なので嬉しいです！魔入りました入間くんのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (6月7日 19時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ガイさん» ありがとうございます！頑張って執筆しますのでまた読みに来てくれると嬉しいです！ (4月30日 14時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
ガイ - 面白かった。←いつもは、こんなキャラじゃありません！！(*/□＼*)かぁ〜// (4月30日 14時) (レス) id: 5793000cce (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからも頑張って執筆していきますので読んでいただけると嬉しいです。 (2023年4月7日 23時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫咄 | 作成日時：2023年1月1日 23時
