第41話…穏やか ページ49
くられside
不安げな表情をしたトントン君に近づくA君。
「大丈夫だ」
そう言った彼は今までで一番穏やかな表情をしていた。彼自身は気付いていないのだろう。昔の“A”と変わっている事に。
彼はいつこの事に気付いてくれるのか…否、気付いてしまうのか…
そんな事を考えながら、A君から、グルッペン君に目をやる。
グルッペン君は、コネシマ君と、ホワイトハウス国の息子ぴくと君が闘っているところを、上がっている口角を隠すように口元に手をあてて観覧している。
その行動に、グルッペン君らしいと思いながら、彼の事に気付いているか考えた。
彼の年齢を調べた時にはもう、我々国は存在していた。
我々国は心優しい総統が創り上げた国だった。ただその総統はけして若い訳でもなく、戦闘も出来る様な総統ではなかった。
が、我々国は戦争には負けなかった。それは、軍隊、司令官が凄く強かったから。その軍隊は、今の幹部。そして司令官は今の総統。そうグルッペン君の事だ。
我々国は17歳から軍隊に入る事が出来る。今の幹部、総統の彼等は、当時19歳だった。2年間彼等は軍隊に入り、盗める術を盗み、自己流に変え、軍隊長や司令官等の称号を手に入れた。
司令官のグルッペン君は初め、人には七光りや親の捏ねで入ったと言われていた。グルッペン君の親は両親共に我々国の幹部だった。父親は書記長。母親は外交官。七光り、親の捏ねと言われるのも仕方なかった。
が、そんな事を言われるのはすぐに終わった。戦いの時の司令の的確さ、頭の良さ。でもやはり一番は誰もが感じるカリスマ性。
後をついて行くのにふさわしい。そう誰もが感じたのだ。
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菜*サノツキ(プロフ) - しゃいさん» しゃいさんありがとうございます！頑張りますね！チーノ君二人になってますか？見てみますね！ありがとうございます！ (2019年7月21日 6時) (
レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
しゃい - この話好きなので頑張ってください (2019年7月20日 23時) (レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
しゃい - もう一人のチーノ,,,,,,,？ (2019年7月20日 23時) (レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
菜*サノツキ(プロフ) - 和さん» 返信凄く遅れてすみません！翻訳機を使ってまで読んでくださって嬉しいです！面白いと言ってくださるのも嬉しいですし、楽しんでると言ってくださるのも嬉しくて沢山書きたくなります！ありがとうございます！ (2019年7月10日 16時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
菜*サノツキ(プロフ) - ムギさん» ムギさんありがとうございます！私も楽しませて貰ってます！頑張りますね！ (2019年6月23日 14時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜*サノツキ | 作成日時：2019年5月26日 17時
