【wrwrd!】総統じゃないんだが？

第39話…愛刀 ページ47

Aside
総統室での出来事、自分の事で悩みながら総統室を出た。これからゾムさん、コネシマさん、シャオロンさん、トントンさんと手合わせをする。それを見る為にグルさんも一緒について来ている。

朝のくられとの会話を思い出し、グルさんに話しかける。

「グルさん、ちょっとよる所があるんだが、一緒に来るか？」

そう聞くと、

gr「行くぞ。何処に行くんだ？」

と質問された。その質問に俺は、くられの所に武器を取りに行く事を伝えた。

すると、グルさんが

gr「お前手合わせじゃなくて、真面目に闘うのか？」

と苦笑いをして聞いてくる。

逆に真面目に闘わないのか？純粋に気になり質問すると、

gr「まぁ、あいつ等なら喜ぶと思うが…近々戦争があるんだ。大きな怪我はさせないでくれ。」

と言った。流石総統と言った所か…これからの事もしっかりと考えている。これが当たり前なんだろうけどな。

グルさんの頼みに返事をし、暫く歩き、くられの部屋(？)の階段の前に着いた。

階段を降りようとすると、グルさんが

gr「良く見つけたな…」

と階段を見つめそう言った。

確かに見つけるのには、なかなか時間をかけたが、くられの性格上ここら辺の人が来にくい所だろうなと思ったら、見つかった。

まぁ…

「長い付き合いだからな」

そう言って、階段を一段降りた。コツコツと靴とコンクリートのあたる音を聞きながら、階段を降りる。

暫くし、冷たく、音が反響する廊下を歩き、くられの部屋の前に行く。ドアをノックし、返事を待つと、中から、

kr「はーい」

と呑気な声が聞こえた。暫く待つとドアが開き、面を付けていないくられが出てきた。

グルさんの方を見て少し肩を揺らし、

kr「お見苦しい所をすみません」

と苦笑いして言った。俺の顔を元から知っていたくられは、全くと言っていい程驚かなかった。

そんな事を考えていると、くられが

kr「これ取りに来たんだよね？はい」

と言って愛刀を出した。俺の愛刀はくられとはだいぶ違うフォルムだが、俺が作った物という点は同じだ。

くられから愛刀を受け取り、ありがとうと言ってその場を離れた。





更新遅れて本当にすみません…！後少しで夏休みなのでそこで頑張りたいと思います！

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