第九章 ページ42
北斗
.
ｶﾞﾀﾝ､ｶﾞﾀﾝｯ､
相葉さんの運転する馬車の中
狭い空間には手を縛れて気をなくした篠田。
その正面に俺。隣に目黒。
御館様も来るはずだったが反省をしたいとのことで来なくて
俺たちだけになった。
陰「…どう思いました？1歩でも"鬼舞隊"に近づけて」
北斗「…鬼舞隊には…鬼しか入れないと思っていた。
そこに注意深くして斬ろうとは思った。」
陰「…鬼なんて上の3人だけで他は人間。佐久間ってひと、向井って人とか、どっちも殺したのあんた達だろ」
北斗「……鬼を斬る。それが俺たちの仕事だ」
陰「…ほかのもの達は鬼の血を呑み、耐性がなく死んでいった。
あんたの弟も…慎太郎さんもなんともないといいけどな」
北斗「……は？」
目黒「…！篠田。口の利き方に気をつけろよ！」
北斗「……っ、！」
目黒「…！！北斗様！！」
気付けば毒の着いた刀は男の喉元ギリギリで
北斗「……お前、殺 してもいいかｯ！！」
陰「………！！っ、」
ツーと辿る男の血。小さい傷だから命に別状はない
北斗「…なぜ、なぜお前が俺の弟を知っている。」
陰「さぁ？」
北斗「御館様にきいたのか？樹に聞いたのか、？誰に聞いた…！！！」
陰「……最終決戦、近いんだろ？なら、頭のいいあんたなら分かるだろ。」
北斗「…どういう意味だ」
陰「そのままですよ」
目黒「…北斗様、刀を下げてください。ここは相葉様の馬車でございます。」
北斗「……ッ、クソッ！」
下っ端だったこの男がなぜ全て知っているのか
隠されたタンジーの刺青を抉り返してやりたかった
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沙羅(プロフ) - あさん» ありがとうございます！とても嬉しいです。樹くんと北斗くんの2人の性格の違い、弱さ、強さ…そこに注目して頂けたこと、そして【壱】で好きな場面があること…とても励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2021年2月4日 23時) (
レス) id: 8c91eea260 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 移行おめでとうございます。この設定の樹くん強さの中に弱さがあったりなどしてとても好きだったのでお話し続けてくださりとても嬉しかったです。憑依させる場面特に好きでした！これからも作者様のペースで更新して頂けたら嬉しいです。 (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6f43ad3d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月26日 23時
