第九章 ページ43
樹
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樹「あー〜！！！ひっさしぶりの外だ〜！」
松本「いやぁ、ほんとに君たち2人は騒がせ者だね」
樹「へへっ！すみません」
あれから何週間かたった後、
俺はやっと事情聴取や協力捜査を終えて外に出た。
迎えに来てくれたのは松本司令官…のみで
樹「北斗はいないんすか？」
相棒の姿はなかった。
松本「…うーん」
しばらくの沈黙の後、松本司令官は苦笑いと小さな声声で俺に曖昧な声で返した。
樹「……なんか、あったんですか？」
松本「……会いたい？」
樹「あーーー、まぁ」
松本「素直じゃないねぇ、…」
樹「は！？なにいってんすか！！」
松本「笑、飴いる？」
樹「いりませんっ！！てか北斗は！！？」
松本「…………篠田の時、色々あったんだよね」
樹「え？…ちょっ…！！」
いきなり手を引かれて馬車に突っ込まれて
相葉「久しぶり〜お騒がせ者代1号」
樹「相葉さん、まじですみませんでした、」
相葉「いーのよ、じゃぁ、本館戻ろっか」
松本「戻らなくていいよ。相葉さん、1番遠い、北斗のいる分館に行こう。」
相葉「…ニノの許可は？」
松本「今反省中だから笑大野さんも帰ってこないからそれに彼は北斗の相棒だよ」
相葉「そうだね」
俺はその2人のやり取りで察知をした
"何かあった"ということを
＿
＿＿＿＿＿＿＿
樹「………ほく、と…？」
松本「10日前から」
樹「北斗…！！北斗！お前、…なんで、」
牢獄といってもいい。
床も壁も石で覆われていて、窓もない
手は鎖で縛られていて手も覆われていて身動きが取れない
ボロボロになって痩せ細った北斗。
目に光がなくて…まるで人形のようだ
松本「北斗、暴れ回って、狂ったように荒らしてさ、
氷屋敷、本館、北、南の分館、本館の1部を壊しかけてさぁ、ブチ切れた翔くんとニノが閉じ込めたの」
樹「なにもここまでしなくてもっ、」
相葉「手、見てみ」
北斗の鎖で覆われてる手…は
樹「…なんで、」
凍っていた。
よく見てみれば凍ってるのは繋がる鎖だけでなく
ここの鉄も、壁も、微かに冷え固まっていた…
樹「北斗、」
俺の声にも反応しない
樹「なんでだよ」
届けよ、
樹「俺、戻ってきたんだけど、、？」
なんでだよ…俺をみろよ…
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沙羅(プロフ) - あさん» ありがとうございます！とても嬉しいです。樹くんと北斗くんの2人の性格の違い、弱さ、強さ…そこに注目して頂けたこと、そして【壱】で好きな場面があること…とても励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2021年2月4日 23時) (
レス) id: 8c91eea260 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 移行おめでとうございます。この設定の樹くん強さの中に弱さがあったりなどしてとても好きだったのでお話し続けてくださりとても嬉しかったです。憑依させる場面特に好きでした！これからも作者様のペースで更新して頂けたら嬉しいです。 (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6f43ad3d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月26日 23時
