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1話 ページ1

8月2日




お気に入りのスニーカーを履き、外に出る

私「ふふ、」

やっぱり夜風は心地良いなぁ...

そんな干渉に浸ってふらふら歩いていると目の前に急に黒い影が通り過ぎた

私「ぎゃぁぁ!??」

折角の雰囲気がぶち壊しだ
私は豪快に叫んだのち
その場にみっともなくへたりこんだ

ク「...んぁ?」

ドキッ...途端心臓が脈打つ
声のする方を振り返ると目が合った

私「え、あ...アハハ、こんばんは」

ク「あ〜...こんばんは」

そこには高身長の青年?が立っていた
ほのかにお酒の臭いがするが、見たところ未成年だからきっと気のせいだろう
薄暗い夜道で顔はあまり見えない

ク「...こんな遅くに、貴方みたいな女性が一人出歩いてて良いんですか?」

私「え!?あ、あぁ...平気ですよ。それに夜好きだし」

私が不器用に答えると彼はふわっと笑いながら

ク「そうですか。...私も少し散歩がてらに...良かったらご一緒しません?」

と提案して手を差し伸べてくれた

...少しの間

ク「...嫌ですか?」
私「いえ...ただ、親切な人だなと...!」

なんだか妙に顔が熱くなる

かっこいいなぁ...
思わず見とれているとふわっと体が浮いた
ク「よっ............と」

私「ひ...ぇぇええ!!??」

ク「上から見る景色はまた違って見えますよ」

どういうわけか気がつくと私はお姫様抱っこされた状態で空を舞っていた

ジェットコースターとかは吐くほど怖いのに、今は何故か凄く心が落ち着いて、ゆったりしていた




°

私「ふぁ...」
イヤホンが首とかに絡まってる
毎度お馴染み壊れていないかヒヤヒヤしながら慎重に外す
にしても
私が見るにしてはあっま〜い夢だったなぁ...
今でもはっきりと覚えている

...もうどうせなら夢じゃなかったら良いのに
神様は意地悪だ
なんて考えながらフライパンで朝食の準備を始めた

2話→



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作者名:613honoko | 作成日時:2023年10月10日 20時

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